BCC Day 7「新宿+」「ニュー新宿」森山大道
7日間 BCC(book cover challenge)のお誘いをOsamu Okamotoさんからいただきました。
好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿で僕の嗜好をシェアしたいと思います。「本の説明はなし、表紙だけ」というルールらしいですが、勝手に改変してその縛りはなくします。
ラストであるDay7は「新宿+」と「ニュー新宿」森山大道
言わずと知れた日本のストリートスナップの巨匠である森山大道さんの新宿の写真集です。実は僕が所有する写真集の中で森山さんの写真集が一番多いのだけど、その数ある森山さんの写真集の中で何故 新宿を選んだかと言えば、今から20年位前に僕は頻繁に新宿でスナップ撮影してたからなんです。
その当時の新宿は今よりもアンダーグランド感が半端なく、とてもディープな街でした。この2つの写真集を見ると、文字の一切ない写真の連打に打ちのめされます。この”打ちのめされる”という意味は、素晴らしい写真に圧倒されるということと、過去の新宿(新宿に限らないけど)を僕が撮りこぼしていることへの焦燥感なんですよね。
BCC Day 5「地名論」高梨 豊でも書きましたが、形を変えていく街のシーンを写真に残すことって、とても大切だと思うのです。あの頃、新宿であれだけ撮影していたのに、残ってる写真がとても少ない。あの頃のフィルムは今より全然安かったのにね。「悔しい。」と思うわけですよ。金に糸目を付けずもっとシャッターを押せば良かったと。
photo by 森山大道 from 「新宿+」
浄化運動によって変わる前のあの頃の新宿の熱気が写っています。
photo by 森山大道 from 「ニュー新宿」
僕はスナップ撮影をする前に良く森山さんの写真集や動画も見て、気持ちを高揚させてから撮影に出かけます。
だから、写真集が増えていくんだよな(笑)
ここから20年程前に新宿で私の撮影した写真を。。。
もちろん、フィルムカメラで撮影。
photo by 松永 亨
C0VID-19によって世界が大きく変わってきています。また、洪水や地震等の天変地異により、いきなり全てを失くしてしまう方々も大勢います。
「いつもあるモノがいつまでもそこにあることはまずない」という事を自覚して、僕らはシャッターを押さないといけないのだと思う今日この頃です。
今は大阪に住んでいるので大阪の写真を撮らないといけないと思ってます。
(C0VID-19で海外にも行けないし。。。)
ということで、7日間 BCC(book cover challenge)はこの回で終わります。この七回の投稿は今までの自分の写真道を振り返り、今後に繋げる為にはとても良い頭の整理になりました。お誘い頂いたOsamu Okamotoさんには大変、感謝しています。
写真関連の書籍の紹介だけでなく、自分の撮影した写真も紹介するというルール変更をしたので、次へのバトンはここで封印します。
もし、興味ある方がいましたら、ご自由に。
僕も気が向いたら、Day8をまた書くかもしれません。
では、また。
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