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GRtownwalk ストリートスナップの極意 リコーフォトアカデミー

2020年12月13日&2021年1月11日 リコーイメージングスクエア大阪

2日間に渡りストリートスナップのセミナー講師をしましたので、そのことについてnoteに記載したいと思います。

2日の内訳は第一日目の12月13日に講習会(直接かWebかは選択可能)、その後10日間にそれぞれが撮影した三枚を提出してもらいました。
そして、第二日目の1月11日にその提出して頂いた写真をもとにWeb講評会をするという流れでした。

当日は希望者にはGRⅢの貸し出しをし、GRⅢを持っていない方でも参加可能としました。

第一日目の講習会の内容は以下の通りです。

1.GRをストリートスナップに使う理由
2.My GRⅢ setting
3.良い写真とは
4.非日常プロジェクトのススメ

ここでは詳しくを語りませんが、ストリートスナップを撮る上で、どういう考え方で撮影しているか、どのように月一冊の写真集を製作しているかをシェアした形になります。

二日目の講評会は提出して頂いた写真の良いと所と改善が必要と思う所を僕の視点で忌憚なく述べさせて頂きました。

その中でBEST3の発表も行いましたので、ご本人のご了承の上、紹介させて頂きたいと思います。

3位 ニシモト マサカズ さん

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右側の男性のグッと見据えた表情の良さが見るモノを惹き付ける作品です。左側に魚屋さんで占めている構図が安定しており、その全体の描写は昭和の面影を残している鶴橋の記録という意味でも価値のある一枚だと思います。男性とその背後の人物が変な重なりをしていないことも良いですね。

2位 AKI HIROSE さん

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地下道の真ん中で新聞を広げている男性は実にインパクトがありますね。
その What を発見して、的確な構図で捉えることの出来た HIROSEさん のフレーミングは天晴です。また、周囲の人々が主役をディスターブせずに配置されていること、そして低速なシャッター速度にも関わらず、新聞の活字と男性の表情がきっちりと描写されていることが作品のレベルを更に高めています。

1位 まさやん さん

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この作品の素晴らしいところはよくぞこのタイミングでシャッターを切れたということだと思います。左中央に男女がいるのですが、実体のほうでは重なっててよく見えませんが、影ではその男女が向き合っているのがよくわかります。しかも、その影がまるで映画のスクリーンのようなスクエアの壁に映っています。更に手前右の男女?も二人三脚のような歩調で暗部へ歩いていく様は光と影の中で奥行きが表現され構図的にも優れていると思います。

他にも素晴らしい作品があったのですが、悩んだ結果、この三枚を選ばせて頂きました。

最後になりますが、受講生の方々におきましては、今回のセミナーで少しでも何かを掴んで頂ければ嬉しいなと思います。ご参加に感謝致します。
また、機会がありましたら、こういったセミナーをしていきますので、その節は宜しくお願いします。

最後にセミナーで流した「非日常2020年12月」の動画を御覧ください。
使っている写真は写真集に入っているモノ全てではありません。

では、また。

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