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写真展「STREET BEATS Vol.13」総括

2021年11月17日~21日 ビーツ

STREET BEATS Vol.11?に続きビーツの岡島さんからストリートの写真展の主催をやって欲しいと言われた第二弾が今回の「STREET BEATS Vol.13」でした。前回同様に僕が出展者を決めることになっていたのですが、岡島さんから以下の出展者について、以下の4つの要望を頂きました。

1.ビーツで良く出展している人は除くこと
2.大阪以外の方をなるべく入れて欲しいこと
3.動画配信を土曜日夜にするので遠方の方は泊まりで来て欲しいこと
4.女性を数人入れて欲しいこと

厳しい要望でしたが依頼して断れることが少なく、たった2日で今回のメンバーをFIX出来たのは、自分としてはかなり上出来だったと思います。
僕の人脈としてはかなりレベルの高い人選をさせて頂いたので、展示のレベルも非常に高く、前回に引き続きとても好評な展示になりました。
モノクロ縛りの中、素晴らしい写真を出展してくれた参加者の方々に感謝します。

尚、次回の「STREET BEATS Vol.14」は6月に大阪縛りの展示になりますが、僕が主催ではありません。

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僕はシンガポールでのストリートスナップを展示しました。2007年~2011年に撮影したものです(2008年~2012年はシンガポールに在住してました)。
シンガポールの人種構成は2019年6月調べで、中華系76%、マレー系15%、インド系7.5%となっており、多民族国家です。15枚の展示にはその三つの主要人種の方を入れたので、説明を聞かないと色々な国で撮影したと思われた方もいたかもしれませんね。

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では、その中から紹介します。

約10年前の写真ですが、今とはアプローチが若干違うのが自分でもよく分かります。

この肘掛け椅子もないのに右手の形のポージング含めて、とても強い写真なので15枚のセンターに配置しました。この写真を撮影出来たときの喜びは今でも覚えています。(2008年8月31日 Chinatownで撮影)

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これはインド街で撮影したものです。インド街の喧騒が伝わると嬉しいです。この写真は日本カメラの月例で入賞しました。
(2009年1月18日 Little Indiaで撮影)

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これはインド寺院で撮影したものです。結構、暗かったので、シャッター速度は遅くなったのですが、何とか女の子の顔にカメラを追従させました。この15枚の中では技術的に一番難しかった一枚です。
(2007年11月17日 Little India Little Indiaで撮影)

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これはインド街の通りで撮影したものです。女性が顔に手を当ててるのと後ろの女性の視線が気に入ってる一枚です。この写真はアサヒカメラの月例で入賞しました。(2009年1月18日 Little Indiaで撮影)

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これはシンガポールで最も危険な地域であるゲイラン地区で撮影したものです。店の前で寝ている店の関係者をどうしても撮影したかったので、ドキドキしながら撮影したものです。(2008年6月13日 Aljuniedで撮影)

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これはシンガポールで最も上品なオーチャードで撮影したものです。女性二人の表情が面白く、お気に入りの一枚です。
(2008年11月9日 Orchardで撮影)

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今回は展示に合わせてSG 2007~2012というタイトルの写真集を作製しました。SGとはSingaporeの略字です。A4サイズ 144ページ 3000円(送料込み)で受注販売してますので、各種SNSにてお気軽にお声がけください。

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この表紙の写真はシンガポールから帰国する前日に撮影したものです。ショーウインドー越しに手前にマネキンがあり、奥にポスターが貼ってあったので、背伸びして角度を合わせて撮影したものです。
(2012年3月18日 Bugisで撮影)

そして、最終日の搬出時に写真家・中藤毅彦先生が駆けつけてくれました。一人ひとりの展示を前にニコニコ感想を述べてくれる中藤さんの優しさに触れて皆とても嬉しそうでした。至福の時を皆に与えてくれた中藤さんに感謝致します。

中藤さんと

中藤さんは僕の大好きなストリートフォトグラファーで、殆どの写真集をサイン入りで所有しています。現在、奈良市写真見術館で「エンター・ザ・ミラー」という世界の各都市でのモノクロームのスナップショットの素晴らしい個展を12月26日まで開催されていますので、是非、見に行ってみてください。

では、また。

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