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双極性障害3年間の薬変遷/人体実験記録

こんにちは。双極性障害Ⅱ型で現在休職1年3ヶ月目の会社員です。

2021年2月に今通っている病院の主治医から双極性障害Ⅱ型の診断を受け、服薬を始めて3年が経ちました。
その間にだいぶ薬が変わったのでいったんまとめてみるか~と思って記事を書いています。記憶はさっぱりなので、細かいところはおくすり手帳を確認しています。双極性障害の薬は患者一人一人に合わせて、まるで人体実験のように調節していくものなんだと知った3年間でした。なので、この組み合わせで飲めば寛解する!なんてものではありません。しかも私はまだ調整途中です。最近はわりと調子が良いので、この組み合わせで落ち着いてくれればと思っています。

最初の処方

中途覚醒がひどく、一晩に3~5回起きていた頃にメンタルクリニックを受診。よく寝られず、何も楽しく感じず、イライラが強く、なのに特に何も診断されず、服薬しても症状が改善しないし主治医との相性も悪いため転院。現在の通院先での処方。この頃は躁うつ混合状態で会社に行っていた。

炭酸リチウム 100mg
リボトリール 0.5mg
ベルソムラ 15mg
(2021年2月17日)

現在の処方

休職中。夜22時には寝て、明け方4~5時に一度目が覚め、そこから9時までうとうと寝ている。中途覚醒がないのでちゃんと寝た気がする。1日2回散歩に出かける以外は家でテレビを見たり本を読んだりしてじっと過ごしている。抑うつ感や軽躁っぽい感じはしない。生きた心地がする。

カルバマゼピン 300mg
ヒルナミン 5mg
オランザピン 2.5mg
リボトリール 0.5mg
ベルソムラ 20mg
(2024年3月12日)

途中で服薬していた薬

バルプロ酸ナトリウム
ブロナンセリン

各薬のstart/stopをまとめる

数冊あるおくすり手帳をめくりつつ、私の記憶も追加している。

炭酸リチウム
start 2021年2月/stop 2022年11月
最初に服用した気分安定薬。躁にもうつにも効く。結構効果はあった。イライラが消えた。400mgまで量を増やしたら副作用で目が出るようになったので200mgに減らしてバルプロ酸ナトリウムと併用。2022年11月に躁転してカルバマゼピンに代わった。

バルプロ酸ナトリウム
start 2021年10月/stop 2023年12月
2番目の気分安定薬。躁に効く。しばらく炭酸リチウム200mg+バルプロ酸ナトリウム200mgで併用していた。私とは結構相性の良い薬だったと思う。不機嫌な軽躁をガッツリ抑えてくれた。うつ転して2022年9月から400mgに増やした。髪の毛が抜ける副作用がでて2023年12月にカルバマゼピンに置き換えることになった。副作用がなければな~ちょっと悔やまれる。

カルバマゼピン
start 2022年12月/服薬中
3番目の気分安定薬で現在の主戦力。躁に効く。躁転したときに炭酸リチウムに代わって服用を始めた。カルバマゼピン300mg+バルプロ酸ナトリウム400mgで併用したところで力尽きて(うつ転)、100mgに減らしてしばらく飲んでいた。音が低く聞こえる副作用はあったが、生活には問題なかったのでそのまま服用。バルプロ酸ナトリウムから置き換えて400mg飲んでいたら吐き気が1ヶ月ほど続く。服用2時間後に頭がくらくらするくらいの眠気もあった。300mgで吐き気がなくなったので、その量で継続。

リボトリール
start 2020年11月/服薬中
ずっと飲んでいる。量も同じで0.5mg。脳の興奮を抑えてくれるらしい。

ベルソムラ
start 2020年12月/服薬中
ずっと飲んでいる。寝つきを良くして睡眠を継続させてくれるらしい。最初は15mg飲んでいたが、中途覚醒がおさまらなかったので2021年12月から20mgで継続。

ブロナンセリン
start 2021年11月/stop 2024年1月
気持ちを穏やかにする薬。中途覚醒がおさまらなかったので服用開始。2mgから6mgまで増やして長く飲んでいた。でも中途覚醒、あるときはあったような。オランザピンに代わったので飲まなくなった。

ヒルナミン
start 2023年2月/服薬中
不安や緊張を改善する薬。躁にもうつにも効く。隣の家が火事になって躁転したときに飲み始めた。効きすぎてめっちゃ寝る。朝の眠気がすごいので10mgから5mgに減らしたら調子が悪くなり、飲む時間を早くすることで朝の眠気軽減をしている。オランザピンを併用し始めてから5mgになった。

オランザピン
start 2024年1月/服薬中
躁にもうつにも効く。カルバマゼピンの副作用で吐き気があったときに、吐き気止めもかねて飲み始める。量は3.75mgまで増やしたが、朝の眠気があるので2.5mgに減らして様子を見ている。体重増加の副作用があるが、私の場合はそんなに目立ってはいない。

薬の調整=人体実験

先生がカルテに書いてくれてはいるけれど、自分で「あの薬を○○(増やす・減らす)したときにどうなったか」を覚えておかないと困るなあと思ってまとめました。今は毎週通院しているので、どんなことに困っているのか、症状はどうかなどを細かく主治医に相談して、随時薬の調整をしています。早く私にあった処方が見つかりますように。これを読んでくださったあなたも生きやすくなる薬に出会えますように。

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