見出し画像

【中学社会】学校とは少し違う時差計算の方法①

時差計算について、⓪では用語の説明を行いました。

経度、緯度ってつまり何?という方は、そちらから読んでみてね。

①では、時差が生じる原因についてお話します。計算方法だけ知りたい方は②からどうぞ。

時差って何であるの?

→結論:地球がまわっているから。


もう少し、丁寧に説明していきます。

おおざっぱに言うと、地球から見て「太陽が出てきたら朝、太陽が沈むと夜」です。

ただし実際は、太陽は動かず地球がまわっています。

下の写真では、(B)は太陽の光が届いているところ=朝・昼、(A)は届かないところ=夜にあたります。

画像1

同じ地球上にいても太陽が見える場所(朝・昼)と見えない場所(夜)が出てきます。

仮に、太陽が見えはじめる時間を朝6時とします。

A地点とB地点が同じタイミングで朝6時を迎えることはありません。

地球は回っているので、A地点で太陽が見え始めた数時間後に、B地点でも太陽が見え始めます。

同じ「朝6時」でも、A地点の朝6時とB地点の朝6時は違うタイミングです。

太陽が動かず地球が回っていることで、A地点で朝6時をむかえた数時間後に、B地点でも朝6時をむかえる、のように時間の差が発生します。

地球は1日に1回転

太陽が見え始めてから、沈んで、次の朝に太陽が見えるまでの時間の長さは約1日。

地球は約1日かけて1回転しています。

そして、1回転、ということは角度にすると360度回っています。

1日=24時間で360度まわるので、1時間では何度まわるか……。


(角度で考えると分かりにくい!という人は、24時間で360枚のプリントを解き終わったときに1時間あたりでは何枚のプリントを終わらせたか、のように単位を変えて考えてみましょう)


360÷24=15

つまり1時間では15度回転していることになります。

言い換えれば、15度違えば1時間の時差が生じている

では、この「15度」とは何か…

~~度がつく単語覚えてますか??


「経度」「緯度」ですね。

では、経度・緯度どちらを時差に使うのか。

太陽たて

太陽マークの地点で太陽が見えたときに、同じタイミングで太陽が見え始める場所はどこでしょう?

たて?

太陽たて

よこ?

太陽たて

画像5

答えは、たてです。

(厳密にいえば、地図上と同じようなまっすぐな縦ではないけど、「たて」がキーワードです。)

たての「~~度」は「経度」でした。

経度15度ごとに1時間の時差

以上の理由から、経度15度ごとに1時間の時差が生じることとなります。

次の記事では計算方法について解説します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?