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社長にとっての税理士という存在

社長にとっての税理士という存在

社長にとっての税理士ってどんな存在なんでしょう??あえて社長人に聞いたことは無いけど、想像して書いてみる。

  • 記帳や税金を計算してくれる人

  • 申告があるから仕方なく頼んでいるだけ

  • 事業をする=税理士が必要、ひも付きみたいなもん

  • 税務調査を対応してくれる人

きっと皆さんそれぞれにいろんな答えがあると思う。

税理士側から社長に言いたいこと

僕は、社長に自分たちの存在意義を次のように話している。

『僕らは、社長にとっての安全地帯である』このように話す。

どういうことか?
社長と金融機関
社長と取引先
社長と従業員
社長と配偶者、家族、親族

社長にとってこの方たちが安全な存在か考えてほしい。社長が金融機関や取引先、従業員に腹の内を話せるか?家族も同様である。事業承継・相続などが絡み、それぞれの思いが交錯する。

多くの経営者にとって、素(裸)になって話せる存在は税理士しかいない。税理士ももちろん利害関係者ではあるが、上記に挙げた人間たちよりはいい意味で利害関係が薄い。

税理士には、金融機関(銀行や保険会社)や取引先のようなノルマが無い。会社からいただく顧問報酬がすべてである。従業員にとって転職のハードルが高かったり、面倒だと感じれば、雇い主の顔色は当然に気になる。我々も経理の外部社員みたいなものかもしれないが、我々は従業員と違い雇い主は複数いる。目の前の経営者から今月で契約を切ると言われても、従業員のように路頭に迷うことはない。また、家族であれば相続関係で揉めるかもしれない。我々は相続税の申告報酬をいただく以外に、社長の死によって大きな財産が転がり込むこともない。利害関係がいい意味で薄いといった理由がお分かりいただけたと思う。

他の関係者より、5分5分に近い関係でいられるのである。

社長の『ブラックな考え』『ん?と思うような考えや行動』『それまずいでしょ』というようなこと、『従業員や家族に対する相談、考え』などいわゆるぶっちゃけな話しや誰にも言えない話を受容することができるほぼ唯一の存在である。脱税の相談以外は 笑


中小企業(の経営者)にとって、記帳業務や申告業務、税務署対応など税理士の本来の仕事というところにあまり大きな付加価値は無い。と思っている。

それよりも、ここに書いてきたようなぶっちゃけ話ができる存在であるというところに僕らの付加価値がある。カウンセラーとか保健室の先生みたいな存在かな 笑


なので、今付き合っている税理士さんが社長自身にとって安全地帯な存在であるかどうか立ち止まってみてみるといいですね。僕は、社長たちにとっての安全地帯、砂漠の中のオアシス的な存在になれたら本望だなと思い、ゆるゆる仕事してます^^

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