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夜の高野山はまた違う雰囲気

数年前、夜に訪れた高野山にて。
高野山は、桜や紅葉シーズンになると、昼間は観光客がかなり多いのですが、
夜になるとまぁ不思議、その人混みはどこへとやら。
ライトアップもどこか最低限にとどめているような様子なので、
他の観光地と比べて、派手さはありませんが、
その代わりに、高野山独特の荘厳さを際立たせてくれます。

例えば、こんな感じ。
真っ暗闇の中に、鮮やかな朱がひっそりと佇んでいるような。
この厳かさこそ、さすがは高野山だなと感じさせてくれます。
11月の夜にもなると、流石に高野山の気温もかなり下がります。
その上、これぐらいのライトアップに、「綺麗!」と思う人は少ないでしょうから、
そういった意味でも、夜の高野山の人の数は明らかに少なくなるのかもしれません。

やもりは、こういう広い敷地の中で、人の少ないところを歩くのが好きです。
・・・薄暗い夜道を闊歩する趣味はありませんが・・・
というのも、人混みが苦手なわけです。
大阪駅前や、たまに出張で訪れる東京など、
人の流れを見ているだけで、酔ってしまいそうになります。

また、人混みになると、どうしても写真を撮るときにいろいろ考えさせられます。
人が写っている方が楽しい写真ももちろんあるのですが、
できるだけ人が写っていない絵を撮りたいな、と思うときは、人が少ない方が助かります。
そんな写真を撮りたいと思って粘っている一方で、その場に粘ってい続けてしまうと、他の人の邪魔になっていないかと考えてしまう時もあったり。
人の目を気にしてしまっているのでしょうね。

人混みがない中で、こんな絵を見つけると、そのギャップが面白いなと感じてしまいます。
なんというか、懐かしさを感じるというか。
年末年始の初詣なんかの賑わいを感じさせてくれる、そんな賑やかな絵なんです。
しかしながら、その周りに目を向けると、

このギャップを、楽しむことができます。
夜の高野山も、なかなか楽しめます。
機会があれば、ぜひ行ってみてください。

ちなみにこの日は、夜の高野山を楽しむために、夕方までは高野龍神スカイラインを楽しく走っていました。
所々に駐車場や休憩所があるため、そこで出会った光景を収めては、また走ってみたりと。

ザ・秋って感じですね。
秋から冬の時期、火が翳るのが早くなると、3時ぐらいでもすでに日光が黄色を帯びてくるため、特にススキの色合いが美しさをますような気がします。

この時期だからこそ、こんな色合いに写るのかもしれません。
夏の新緑といった感じではなく、冬の澄み切った空、という感じですね。
夏よりも秋冬の方が、澄んだ空気の中で写真を撮れるので、
そういった意味でも、今からが楽しみな時期になりそうです。


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