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ブロックチェーンの波に乗る。

ブロックチェーン のことを学んでいます。

今は、情報が欲しくて欲しくて、常に求めている日が続いています。

でも昼間は仕事だし、動けるのは子供達が寝てからだし、、でも、それでも今の生活はわりと好きです。

そんなことで今は、インプットしたものを出来るだけアウトプットするように心がけているのですが、先日こんなことがありました。

会社の先輩(ブロックチェーン とか仮想通貨とか全く興味ない)に

『今ブロックチェーン のこと勉強しているんです』

と話を切り出しました。

すると、意外と興味を持ってくれまして、なけなしの知識で仮想通貨やイーサリアムのことも説明しました。

一通り説明して、話は盛り上がったんですが、最終的にその先輩が言った言葉が、

『それで、ブロックチェーンってなんの得があるの??』

とのことです。

仕組みや、思想を説明したところで、まぁ確かに実際我々が受ける恩恵ってあやふやで、話終わった後も腑に落ちていなかったと思います。

仮想通貨投資としての損得は分かります。

でも、ブロックチェーンってあくまでも仮想通貨を動かしているシステムです。

そこで、ブロックチェーンが実際に世の中に与えるメリットや、さらにいうと我々一般市民に与えるメリットのことを調べ、考えてみました。

・トレーサビリティーの管理で信頼できる食品を買える

トレーサビリティ(流通経路。どこから来てどこへ行くのか。)の信頼性については様々な対策がうたれていますが、未だに産地の偽造や、賞味期限の偽造などの食品偽造は社会問題となっています。

また、健康への関心や、ヴィーガンの活動など、食へのこだわりは今まで以上に強くなっていくことが考えられます。

この野菜はどこで作られて、いつ刈り取られ、どこで加工されたのか、そのようなトレーサビリティーをブロックチェーンで証明することができます。

ブロックチェーンが当たり前のように使われると、食品の安全性は今まで以上に担保され、何も疑うことなく、食品を購入することが出来るようになります。

・空き家問題、相続問題を解決できる

こちらも社会問題となっている、空き家問題。

2018年の統計によると日本の空き家は全体の13.6%にも及ぶといいます。

そして、その数値は今後も増えていくことは間違いありません。

問題のポイントは、親が使っていた家が老朽化し、それを相続放棄してしまっているという点にあります。

ブロックチェーンによって、所有者を明確にし、相続を放棄した場合、スムーズに売却や投資対象にすることが出来れば、放置されてしまう空き家は減る可能性があります。

また、ブロックチェーン上で、所有権の移転を行うことが出来るようになれば、登記や契約が不要になり、大幅なコストダウンにもなるかもしれません。

ただ、これには煩雑な不動産登記手続きや民法上の問題等、課題は山積みですが、テクノロジー発展がそれを超える可能性は十分にあります。

近い将来、不動産取引がもっとスムーズに、簡単になっているかもしれません。

・人件費の削減による、手数料の軽減

ブロックチェーンの大きな特徴が、プログラム実行の信頼性です。

一度、プログラムしてしまえば、間違った動きをしたり、悪意を持った人間に改ざんされることもありません。

その結果、今までセキュリティーを守るために使っていた人件費や、ハッキングを防ぐためのシステムなどの費用が削減されます。

銀行でブロックチェーンのシステムを採用することがあれば、ATMでお金をおろす時の手数料が減るかもしれません。

さらに言えば、ビットコインなどの仮想通貨に関しては銀行を介さずして送金が行えるので、世界中どこに送金しても手数料は非常に安く済みます。

ただ、人件費が削られるということは、今までそこに割いていた人材が不要になります。

AIに仕事を取られると言われて久しいですが、ブロックチェーンの登場により、いよいよ人の仕事は限られていくかもしれません。

・プライバシーの保護とセキュリティー

インターネットを使うにも、お金を扱うにも、私たちは中央集権と呼ばれる、巨大な企業や、組織を通して取引をしています。

非常に簡単なところでいうと、Amazonで買い物をすると、Amazonに買い物の履歴が残ります。

Amazonはその履歴を元に購入者にアプローチを行います。

『これを買った人は、これも買っています』のような表示はまさにそれです。

さらにいうと、Amazonに取られている情報は購入履歴だけではなく、生年月日や住所、性別、また、商品の閲覧履歴だって、見ている時間帯だって、クリックするたびにさまざな情報が取られています。

また、Googleで何かを検索すれば検索した情報はGoogleに蓄積され、インターネットはその人に最適化されていきます。

知らず知らずのうちに私たちは個人情報を搾取され、利用されています。

強者はさらに強くなり、その差はどんどん広がっていきます。

また、最近はハッキングによる個人情報の流出も大きな問題となっています。

そんな中、ブロックチェーンは中央集権を通さない、分散型のシステムです。

プライバシーが一部の大企業に取られることが無いのはもちろんですが、共有しているプライバシー情報は暗号化されますので、知らないうちに自分の個人情報が流出することはありません。

ようやく、本当の意味で、個人情報が”個人のもの”という時代がやってきます。

また、分散して情報を共有しているというシステム上、ハッキングが非常に難しくなります。

中央集権の場合、中央がハッキングされればそのシステムは破綻しますが、分散型の場合、取引のデータを共有しているのえ、ブロックチェーンの繋がっているパソコンを全てハッキングしなければシステムが壊れることはありません。

今後のセキュリティー強化において、ブロックチェーンは外すことのできない技術となっていきます。

・ブロックチェーンの波に乗れるか

さて、ブロックチェーンの技術によって、実現できる具体例を挙げてきましたが、実際にはブロックチェーンの活用のアイデアは無限に広がっていくと考えられます。

ただ、、ここまで書いてきましたが、これを読んで、『ブロックチェーンの恩恵すごい』と思った方はごく少数なのではないかと思います。

私自身、本当にすごい技術だと感じて、新しい時代がやってくるという期待はあるのですが、それが実際に自分にどんなメリットを与えてくれるかは、はっきりとイメージできていません。

具体的なメリットは何なのかということをずっと考えて、出した一つの答えが、『波に乗れるかどうか』ということです。

間違いなく、新しい技術を使った時代はやってきます。

むしろ、もうすでにやってきているという方が正しいかもしれません。

その時に、自分はどのポジションにいるかということで、得られるものは変わってくるかと思います。

ブロックチェーンを作るエンジニアの方や、ブロックチェーンの技術が身近にある方など、これからの時代の波を作れる人々。

もしくはその他大勢の、世の中に出回ったブロックチェーン技術の波の上で、少しずつ身の回りのことが便利になったと感じるだけの人々。

ほとんどの人が2007年にiphoneが発売され、その後、当たり前にiphoneを使っているように、知らず知らずのうちに世の中の一部として生活していくのです。

でも、選択できるポジションはその2つだけではないはずです。

新しい技術の波を見極めて、意図的に乗れる人が今後生き残っていくのかなと思います。

技術的な革命で日常生活を良くすることが、一番必要なことだということは理解しています。

でも、せっかく波が来るんだったら乗りたくないですか?

徐々に便利になっていく世の中を追いかけるのか、時代を先取りして、追いかける方達に向けてアクションを起こすのか。

何も意識していないと、いつの間にか時代はやってきて、通り過ぎてしまいます。

せっかくの時代の変わり目、大波に乗ってやりましょう。

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