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AR の未来について:市場の大きさや成長性予測のまとめ


序章:ARの今後の予測について

僕自身、ARが今後非常に有望な市場として認識はしているのですが、今までも開発に関して相談に行った銀行の支店長、中には投資家の方も同様に、ARグラスもスマホのARも普及するとは思えないし自分も使わない、とハッキリ言われた事があります。
そのままでは元も子も無いし話は終わってしまいます。じゃあ実際に数字はどうなっているのか、少しの悔しさもありつつ、少しは反論もしたいじゃないですか、なので当時整理してみた結果、数字は有望じゃない?と反論材料にしてみました。まあ結果は見たものしか信じないというスタートアップには手も脚も出ない結論になったのですが…。今回はそのデータに加え所々調査時間との兼ね合いでchatGPT調べの部分もありますので100%の信頼度とまではいかないのですが、引用のソース元を持って来いとプロンプトに書く事で出来るだけ信頼性を担保する努力はしてます(結構同じソース元の引用が多いみたいですがそこはご容赦ください)。
ただまとめ方や意見など、私個人の見解も含んでいますので読んで頂いた方もあくまで一つの材料として参考にしていただけると嬉しいです。

AR市場規模の成長予測について

2023年の予測:ARとVRを合わせた市場規模は約372億ドル(約5兆5000億円)と推定されてます。VRと合わせて、が少し気になりますけど。

2029年の予測:AR市場は急速に成長し、約1600億ドルに達すると予想されています。これは、年平均成長率(CAGR)で28.5%の成長に相当します。
この内容から期待されている分野である事は間違いなさそうです。

AR対応デバイスの普及台数について

では次にARに対応しているスマホについて。
ARをスマホで見るために必要なのはARを見るためのアプリなのですが、スマホ自体が対応しているかどうかが鍵です。
スマホのOSはほぼAndroidとiOSで99.5%を占めています。
それぞれARに対応するにはAndroidの場合ARcoreが、iOSの場合ARKitというアプリが必要ですが、このアプリの普及率は2023年で75%を超えています。
つまりAR対応のスマホは既に全世界の75%に達していることになっており、単純計算してみると国内では9,000万台のスマホがARに対応している事になります。なんだか準備は整っていると感じがします。

モバイルARの普及:スマートフォンベースのARが主要な普及手段となっており、現在、世界中で約8億人がAR対応デバイスを使用しています。この数は2024年にさらに増加し​​、5G技術の普及も普及率を加速させる要因です、とのことです。

ARグラスに関するデータ

ARに対応するデバイスとしてはARグラスもあります。
ARグラスについて少し深掘りしてみましょう。先ずは市場規模予測から

ARグラス市場規模:
2023年にはARグラス市場の規模は約14億ドルに達し、2028年までに約600億ドル規模に成長すると予測されています。約80%という非常に高い成長率が予測されています。果たしてどうなるか。

主要メーカーと製品:
Appleが先日発表した「Apple Vision Pro」が、ARグラス市場の牽引役となるのではないかと予測されていました。今のところは価格帯もありそこまでのインパクトは出ていないようです。但し使ってみるとかなり凄そうです。
また、GoogleMeta(旧Facebook)もARグラスの開発を進めており、特にエンタープライズ向けや新しい利用方法の提案がどうなるか注目されています。

  • ARグラスの普及率:
    現在、ARグラスの普及率は限定的ですが、2025年には3000万台以上のARグラスが出荷されると予測されています。 この予測では企業向けソリューションが市場を拡大するとされています。とするともし個人使用デバイスとして独り立ちすればと思いましたが2025年は来年です。
    大丈夫かな?

AR+カーナビゲーションについて

実はARは自動車と非常に相性が良く、既に幾つかの自動車メーカーに搭載されています。カーナビと連携して窓ガラスに情報の照射をしたり案内を出したりしています。そこそこの産業に発展するであろうと言われていますが、数字の根拠も存在しておりますので参考にしてください。

ARカーナビ市場の成長予測:
ARを活用したカーナビゲーションシステムの市場は2021年時点ではまだ約7億ドル規模と推定されていました。2026年には25億ドルを上回ると予測されています。これはCAGR(年)平均成長率)で約28.3%の成長を示しており、特に高度運転支援システム(ADAS)との統合が市場の成長を促進すると言われていますが、既に現在サービス化されているものもあります。

自動車メーカーのAR導入事例
メルセデス・ベンツやBMWなどの大手自動車メーカーは、ARをカーナビに導入し始めています。例えば、メルセデス・ベンツのMBUXシステムでは、フロントガラスに直接ARナビゲーションを表示し、アウディも2020年からAR技術を活用したカーナビを提供しています。

出展元:Mercedes-Benz公式サイトおよびAudi公式サイト
「Mercedes-Benz MBUX with Augmented Reality」、「Audi's AR-HUD Systems」

ARカーナビの消費者需要:
調査によれば、約72%の運転者がAR技術を使ったナビゲーションに関心を示しています。特に目的地周辺のリアルタイム情報を必要としているユーザーが多く見受けられます。また安全性の向上や運転中の視認性の向上といった需要が見込まれているようです。

ここまでを少しまとめてみます。

  • AR市場規模は2029年までに1600億ドル、CAGR28%で推移

  • AR対応デバイスは世界8億人、国内スマホの75%がAR対応済み

  • ARグラスは2028年600億ドルまで成長、CAGRは脅威の80%

  • ARグラスは2025年3000万台出荷と予測

  • AR+カーナビは2026年25億ドルの予測、CAGRは28%

  • ARカーナビは72%の人が高い関心

因みに1600億ドルと言えば世界の健康食品市場や米国のネット広告市場に匹敵する大きさです。楽観視すれば期待も大きいですけど、2021年頃メタバースも同じくらいの市場規模になると予測されていました。
コロナが明け現実空間に人が戻り始めた事で、大分収縮してしまった感がありますがARの場合、現実空間が主体ですのでこのまま順調に行くのではないかなと私個人的には思っています。
それでは。

皆さんからの質問やフィードバックも歓迎しています。


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