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さよならフェアレディ―(日記2007年7月4日)

2023年2月28日に想う事

ファクトリーギアの仕事を始めて10年というときの日記ですね。

子供の頃、決して裕福な家ではなかったので、
スポーツカーに憧れちゃいけない。
みたいな罪悪感があったのかもしれません。

だから、小学生の頃、みんなが夢中になっていた
スーパーカーの情報を自分から遠ざけていました。

でも、大学生になって、親の影響から少しずつ離れてきて、
最高にかっこいいと思っていたクルマ。

フェアレディ―Zでした。

あの頃のZとは違うけど、
フェアレディ―という名前のままに
復活して、そのオープンカーが発売される!
理屈抜きに買おうと決めていました。

発売日当日、近くの日産のディーラーが開店時間前にお店の前に
立ち、早速契約書を書いて手に入れたクルマでした。

ちょっと背伸びして買ったZでしたが、
沢山の想い出があります。

クルマって写真では撮れない想い出を
沢山残してくれますね。

と、いうことで
感傷的な16年前の高野倉さんに
タ~イムスリップ

さようならフェアレディー

いよいよこの時がきてしまいました。

愛車Zとのお別れです。
明日、さよならすることになりました。

なので、この数日徹底的にZを味わおうと思っていました。

朝からオープンにして手賀沼沿いを音楽もかけずに走りました。

田んぼの稲の緑を綺麗だなあと思うようになったのも、

新緑という色があることがわかったのも、

桜並木に香りを感じられるようになったのも、

空が屋根であるこのZのおかげだったような気がします。

ただ、最近はZの屋根を空けて間抜けなあくびをしていると、
この我孫子・柏エリアでは、ちょっと運転しにくくなっているのも事実です。
(雑誌に顔を出すっていうのはこういう影響もあるのですね)

でも、やっぱり屋根のないクルマがスキなんだよなあ・・。
Zとのお別れはしみじみ寂しい。。。。

そこで今日、Zとのお別れに洗車をしました。

クルマを洗いながらいろんなことを考えました。

一番思ったこと・・。

それはこの4年間、このクルマを売ることなく仕事を続けることができて
本当良かったということ。

異常な速さですべてが移り変わってしまう今、

どんな大きな会社でもあっというまにおかしくなってしまうというのに、
4年もの間、順調に右肩上がりで成長できたということ。

これは本当にいろんなことに感謝なんです。

思えば、このクルマでいろんなことを考えて色んなチャレンジのスタートを
きりました・・・。

横浜の街を何度も走り回ってお店を探したのもこのZ。
想い出がいくつも蘇りました。

さようならフェアレディ・・。
ホントこの4年間、とっても相性のいい相棒でしたね。


今見ても愛おしい

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