見出し画像

「よし」にピンとこない犬

今日の朝はいつもより15分早く起きることができた。早起きをして朝の時間を有意義に使いたいと思っていたので、偉大な一歩を踏み出せた気がして嬉しかった。
うちの犬、パルはご飯をあげる時に「よし」がよくわかっていない時がある。今朝もおすわりと待てを経て、数秒のアイコンタクトの後に「よし」の掛け声をかけた。立ち上がりはするけれど、じーっとこっちを見つめていて、全然ピンときていなかった。「どういう状況?」とでも言いたげな顔をしている。
勢いよく食べ始める時もあるので食欲次第でモチベーションが違うのかもしれない。

パートナーは外出、私は在宅勤務だったので家の仕事部屋で1日仕事をしていた。パルの定位置はソファーの上なのだが、今日はおあずけになってしまった。
というのもパルは思い込みが激しく、いくつかのことは人間が手助けしないとできないと思っているのだ。ソファーへの登り降りもその一つ。自分で登り降りできるようにスロープがついているのにできないみたい。でも喉の渇きが限界な時などは思いっきり駆け降りているので、その姿を見てはできるじゃん!と思ってしまう。
ただ誰もいないのがたまに寂しくなるらしく、仕事部屋を覗きにくる。でも仕事部屋に入るのが怖いらしく、近くまで来て覗き込んで帰って行った。何回も入ったことはあるけれど、寂しさと天秤にかけると割に合わないらしい。

パートナーは帰宅した後も打ち合わせがあり、私が終業してからご飯をつくっては間に合わないので、帰りにすき家でお食事サラダ丼という、お米を野菜に置き換えたものを買ってきてもらった。最近小麦粉をなるべく摂らないようにしているので、お米を抜かなくてはいけないと思ったのだ。
正直なところあまり味には期待していなかったが、さっぱりとしていてボリュームもあり、とても良かった。
おいしいおいしいと思いながら食べていたらパートナーから、「ダイエット始めた?」と聞かれて、「小麦粉控えてるから」と答えると、とても心配した顔をしていた。
その時ようやく気がついたのだが、米は小麦でもなんでもない。本当に情けない。

パルはうんちした後に勢い良く走り出した。猫はうんちの後にテンションが上がって走り回ると聞いたことがある。犬にもあるのかと思い、貴重なものが見れて人間のテンションも上がった。
ロケットスタートを決めた後、部屋をぐるーっと一周してまたトイレへ向かって行った。何してるんだろうと思っていたら、さっきのうんちの真横にもう一度うんちをし始めた。
さっきの走りは解放された喜びではなく、抑圧への反抗だとわかって涙が出るくらい笑ってしまった。

楽しみにしていたThe boysのシーズン4が配信されて、これから見るのがとても楽しみ。見終わった後の虚無感のことは棚に置いて、楽しんで行きたいと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?