アートライティングコースで学べること

こんにちは、m_t_kです!
40歳で会社を辞め、京都芸術大学の通信教育学部に入学してそれなりに月日が過ぎました。今回は、私が所属しているアートライティングコースについてお伝えします。

「アートライティング」という単語は聞き慣れないので、いまいちイメージがつかないのではないでしょうか。簡単にいうと、「アートについて書く」「書くことでアート作品を生む」ということです。

「アートについて書く」はわかりやすいと思います。絵画や彫刻、インスタレーションといったすでに芸術作品として存在しているモノや事象について書くことです。美術手帖の展覧会レビューや記事、ブックレビューなどがそれにあたります。

わかりにくいのは「書くことでアート作品を生む」です。これは、無形の事象、例えば地元の人しか知らないお祭りについて、読んだ人がありありと情景を思い浮かべ、まるで祭りに参加したかのような気持ちになるように書き記すことで、その祭りは言葉によってひとつの文化財として形をなす、ということを指します。

アートライティングコースは、最終的には特に後者が書けるようになることを目標にしています。つまり、

「世の中のありとあらゆる事象を独自の視点でとらえ、そこに潜む輝きを見つけ出し、言葉にして人に伝える」

ことが最終目標であり、卒業制作で求められているというのが私の理解です。

ですので、「ウェブライターになるためのSEO対策」や「SNSでの閲覧数をのばす言葉遣い」といった内容は全く含まれていません。あくまでも「芸術」に対する文章、「芸術」になりえる文章を書けるようにする、というのがこのコースの特徴だと思います。

ちなみに、似た内容で「文芸コース」があります。そちらは創作による小説を書くことに特化しているようです。詳しい違いや「アートライティングコース」の説明は、大学のウェブサイトに掲載されていますのでそちらをご覧ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!次回もお目通しいただけるとうれしいです!

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