鈴川真白

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見た夢の話240615

以下ぜんぶ、夢の話。意味がわからなかったり、前後繋がっていなくてもあくまでも夢での話。 こんな感じだった気がする程度のメモ。 夢 交通事故の原因を作った友達Aを殺したら、何でも願いを叶えてくれるらしい。 彼にそう言われて、わたしはAのもとへ向かうと、すでに息も絶え絶えなAの姿。 驚きつつ、急いで彼に伝えに行くと、「このままにしておいてくれたら良い。礼を言う。約束は守るよ」と、わたしは何もしてないが、それは言わずに願いを叶えてもらえることになった。 が、なぜかこの部分

    • 桜のようには消えない【SS】

       春の柔らかい陽射しが、別れの日に優しかった。  一通り名残惜しんで、母親が先に帰るのを見送りがてら学校の外に出る。雲1つない快晴に映える桜。絶好の卒業式日和だ。うちの高校の卒業式は、他の学校よりも遅いからもう入学に近い時期だ。  卒業式まで学校に来ていたわけでもなく休みが多かったから、何だか変な気持ち。明日からはもう、ここには来ない。あんなに毎朝起きるのが大変で、行きたくない日だってあったのにさみしいなんて不思議だ。  楽しかったなあ、高校生活。たぶん、無敵だった。大

      • 理想の朝をつかまえる【SS】

        Good Morning!  目覚ましの音楽が鳴って、ボーカルの息遣いの音で目覚める。起き上がると、朝はちょっと肌寒かった。大きく伸びをしてから、フローリングの床をぺたぺた歩いてカーテンを開けた。ミントグリーンのカーテンはこの前、一目惚れして買ったお気に入りだ。  今日の天気は快晴。綺麗な青空が、寝起きの目に眩しくて染みる。ほんの少しだけ窓を開けると「にゃー」と鳴きながら、朝ごはん催促のため猫の福之助がやって来た。外に出て行かないよう気をつけつつ、10秒ほど外の空気を感じ

        • 「美術部のゆうれい」 あらすじ

          美術部の廃部危機を告げられた男子高校生・清水颯真が出会ったのは、美術部の幽霊こと女子高校生・西野凛。 彼女が描く絵に魅了され、部活を存続させたいと思った清水は文化祭ポスターへの応募を提案する。 その提案に乗った凛だったが、完成間近で転んで手首に怪我を負ってしまう。さらには絵を汚してしまい、描き直しが必要な状態に。 提出期限は明日。凛ほどのクオリティの絵が描ける人は他にいない。 ピンチが訪れるなか、美術部存続は叶うのか──!? 登場人物清水颯真(16) 定時制高校昼間の生

        見た夢の話240615

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          「美術部のゆうれい」 本編

          ○高校・職員室(昼) 清水Ⅿ「美術部の廃部危機を宣告された」  静かな職員室で、清水颯真(16)の「えっ!?」と驚く声が響く。 清水「(戸惑いながら)部活やるための人数、ぎりぎり4人いましたよね。確か、夜間の人もカウントしていいってことで。その人たちが辞めちゃったんですか?」  小野、のんびりした口調で、 小野「1人が継続届を出さないって言ってね。新入部員も来るかどうか怪しいもんだから、部活としてはこのままだと廃部の方向になるかなあ」 清水「続けるには部員確保が必

          「美術部のゆうれい」 本編