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多発性硬化症と同時に鬱にかかった僕は社会復帰を目指している。

多発性硬化症と同時に鬱にかかり、僕はいちど死にかけた。

自死を遂げようとしたのだ。

その方法は風呂で酒を煽り、泥酔して溺死しようとするというものだった。だが人間、死ぬのはそんなに簡単じゃないと分かった。息を10秒も止めていられなかった。子供の遊びみたいだった。

今ではその頃と比べると、まるで見違えるような世界に生きている。

システムエンジニアとして社会復帰さえ果たそうとしている。

前職の会社でほんの軽い仕事を任せてもらっているのと、あとはネット上の小さな仕事を取ってきてはこなしている。

まだまだハンディキャップは大きいものの、体の症状としては少しだけ歩くのに苦労して、疲れやすいといったぐらい。鬱の病歴もあるので決して油断は出来ないが。

今は厚生年金扱いの障害年金2級で、月に13万円ほどの支給を受けている。

新薬のケシンプタによって病状が奇跡の回復をみせた。なので次回の障害年金の更新は資格が取り消されるか、等級が下がると思う。

そこからはまた新しい課題が出てくる。支給取り消しに備えて今は仕事ができるような状態にしておく必要がある。あと1年は猶予がある。

焦らず急げ。

妻との離婚

ところで障害をきっかけに妻とは離婚した。家を出ていって、そのままほとんど帰らなかったのだ。致し方ない。僕だってパートナーが難病にかかれば同じことをしたかもしれない。と思いつつも、あの女は許さないと決めている。

最初の発症から考えると、多発性硬化症との付き合いは長く、とても一口には言い切れない。離婚、失業、寝たきり、自殺未遂など色々な物事が絡んでくる。

で、何が言いたいか?

今はそれなりに課題や不安のある人生を送っている。挑戦の楽しさもある。

僕にはハンディキャップがある。だけど一番ひどいときは、目も当てられないぐらいにひどかった。

うん、なんだろう。まとまらない。

僕の中でなんとか、この難病に人生での位置づけを見つけておきたい。

ひとくちでは言い切れない。

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