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青森での、今とこれから

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2022年、東京から青森へ移住したわたしの話。
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2023年2月の記事一覧

#15 「子育て」というコトバの違和感

青森と東京の架け橋、マリエです。(本当かよ) 今回は、この微妙な言葉のニュアンスについて思うことを述べたい。 「子育て」じゃなくて「子育つ」 子を妊娠したあたりから、世に流布する「育児」や「子育て」という表現が自分にはどうもしっくりこなかった。 「おとな」が「子ども」を【育てる】という主客関係が前提にあるように思えて、わたしにはそれが「おとなのエゴ」に感じて仕方ない。 わたしの感覚でいうと、子は育つものである。親はあくまで、その養育者として身の安全を守り、衣食住のインフ

#14 在日と差別と歴史

こんにちワンダフル、青森移住民族マリエです。今回もディープなテーマ、今まで公には触れてきてなかったことを書きます。 「在日」って何だろう 「在日」って何かわかりますか。広義では「日本にいる外国人」のことを指しますが、多くの場合「在日韓国・朝鮮人」の略語として使われます。 なぜ、私が「在日」について語ろうかと思ったかというと、私自身にもつながりがあるからです。 今、K-popや韓国コスメ、韓国グルメやファッション、美容など、若い世代にとって韓国は身近で友好な存在と認識して

#13 「窓から飛び降りろ」と言われた怖い大人の世界

青森を駆ける少女、マリエです。今日は思い出話。 (トップ画は青森の冬の信号です。雪でなにも見えやしない。) 私には一人だけ呪ってる人がいる 私は基本、怒りません。怒るエネルギー使うのもったいないから、自分の世界から相手を消すのが楽なタイプ。 人を憎んだり恨んだりすることは基本ないのですが、一人だけ一生許さないと決めた上司がいます。その人については、孫の代まで祟っています。 その上司が生んだ悲劇のお話です。 わたしは以前、某メーカーの法人営業として働いておりまして。 上

#12 子どもの療育施設で感じたこと【放デイ】

おはこんばんちは。東京にいたときはずっとTBSラジオ派でした、青森在住マリエです。 本日は、「療育」ってなんだろうな、という私のぼやきです。 【放デイ】ってしってる? 私は知らなかったの、自分が働くまで。ずっとその存在をしらなかった。 一昨年、私は東京で不登校の子どもたちが過ごせる場所をつくりたいと思って、自分が未経験の教育分野を知るために、【放課後デイサービス】でアルバイトスタッフとして働かせてもらった。 (しかし途中で青森移住をするため辞めることに・・) 放課後デイ

#11 メンタル不調の話(うつ・摂食障害・睡眠障害)

こんにちワッフル、マリエです。東京から青森へ移住してはじめての冬、氷点下の気温に震えています。 今日は精神不調についての話題です。 精神疾患の人が増える日本 厚生労働省の資料を参考にすると、2017年の精神疾患総患者数は約419万人、過去7年で100万人増えているというデータがある。 人口は減る一方、精神疾患患者が増えるこの現状は、きっと身近に起きた経験のある人や、当事者としてサバイブしている人も多くいるのではないだろうか。 「精神疾患」とは、特別な病気ではなく、誰にで