見出し画像

日本の経済を知ろう③【正しいデフレ政策とは】

(最終更新日:2021年12月3日)

皆さんこんにちわ、まっきーです!

前回は「デフレとは何か?」と言うテーマで経済の勉強をしました。今回は「正しいデフレ政策」について一緒に勉強して行きましょう!

前回は、デフレ下で「緊縮財政」である「増税」をすると、消費が更に冷え込み経済が悪化、かえって「税収が減る」という話をしましたね。

そしてデフレから脱却するにはGDPを増やす「経済成長が不可欠」であると勉強しました。では、デフレ下での正しい政策とは一体何か?一緒に考えていきましょう!

「デフレ不況」下の正しい政策とは?

では、まずは一般的なデフレ対策について話します。デフレとは「モノやサービスの価格が継続的に下落する経済状況」でしたね。

次に、この状況を打破するためには「日本国政府がお金を使う」事が必要だと説明しました。つまり政府主導による「需要の拡大」です。

このように、政府がお金を使って行う経済政策の事を「財政出動」と言います。そして、これまで政府が全く財政出動していなかったのかと言うと、実はそうでもなく正しい政策も過去に実施しています。

代表的なのが、いわゆる「エコカー減税」です。

エコカー減税はなぜ正しいか

エコカー減税が正しい理由は簡単で「消費をした人が得をする」、つまり「車を買うという消費行動が必ず伴う制度」だからです。

消費を促す制度なわけですから、消費が減っているデフレ下ではかなり有効な政策と言えますね。

もちろん「そんなの車メーカーが儲かるだけだ!」って思われる方も居ると思います。しかし車業界の景気が良くなれば、それだけ「雇用」も増えるし働いている方の「給料」も増えます。

そして、その人たちは必ず消費を増やします。何もしないよりは遥かにマシです。もちろん車業界だけでは不十分ですから、本来ならもっとこの手の政策を様々実施する必要があります。

画像3

ただお金を配るだけでは効果が低い

逆に「こども手当」のように、単にお金を配るだけの制度(所得移転といいます)は効果が低いんですね。なぜなら、単なる手当では「消費されずに貯蓄に回る可能性がある」からです。

貯蓄に回されてしまうとGDPは1円も増えません。なので消費行動とセットになる減税が、最も有効な政策と言えるわけですね。

もちろん「これから国民一人につき1000万円ずつ配布します!」なんてやれば、一時的にかなり消費が増えると思いますが、数万円程度では効果は低いでしょう。もちろん何もしないよりはずっとマシですが。

しかし、エコカー減税だけでは無論足りないと話しましたね。では、他にはどんな政策を実施したらいいのでしょう?

次からは、私が勝手に考えた政策を上げていきます!

①国土強靭化計画

簡単に言えば、地震や津波に対する「備え」をします。各地の病院や学校、公共施設、避難場所に指定されている建物は、すべて「免振化」します。併せて「防潮堤」も作りましょう。

日本は地震の多い国です。次にいつ大地震が来るか分かりません。1人でも多くの国民の命を救うためにも、可能な限り早急に、かつ絶対に実施すべき政策です。

②高速道路やインフラ整備の推進

高速道路はかなり寿命だと聞きます。50年経過している高速道路は全て新しくしていくための財政出動をしましょう。また、渋滞の激しい高速道路の渋滞緩和や、各地方の高速道路化のための整備も推進しましょう。

また、公共事業費(公的固定資本形成と言います)に関しては、ピーク時の半分くらいまで減っているらしいので、予算を増やして日本各地のインフラをどんどん整備していきましょう!

画像2

③新幹線事業等の交通インフラ支援

JRが単独で進めている新幹線事業や、リニア新幹線事業も支援して行きます。新幹線は非常に大きなインフラ事業です。地方に新幹線が伸びれば、人間の流れが活発になり、経済的に地方がより元気になります!

民間だけでやる範疇を越えていると思うので、経済的な支援を積極的に行います!早く北海道にも新幹線を!

④消費税減税

これも絶対に必要な政策ですね。インフレ目標率を設定し(2%~3%)、達成するまでは消費税を0%にします。これを実行しただけで、一気に景気良くなると思います。

何もしなくても、勝手にみんなお金を使い始るはずです。消費税が0%のうちに買い物をした方が絶対に得ですからね。もしかしたら2~3年以内でインフレ目標を達成してしまう可能性もありますね。

画像4

夢が膨らみますね!上記の政策を実施すれば、確実に日本の景気は良くなり、GDPも増え始めます。

純粋に、リニア新幹線なんてワクワクしませんか?最高時速600kmを越える交通インフラが完成したら、移動の概念が一気に変わるかもしれません。

例えば、東京から札幌までは1,100kmほどありますが、リニア新幹線が開通したら、2時間くらいで到着してしまうのではないでしょうか?

2時間で札幌に行けるなら、日帰りでも旅行する人が増えそうですよね?空港までの距離や手間を考えたら、リニア新幹線の方が利便性も高そうですしね。

画像1

引用元:リニア中央新幹線 超電導リニアギャラリー より

このように、人の流れが活発にばれば経済効果も高く、そうすれば税収も増えますから、政府の借金も減っていく可能性が極めて高い。

逆にインフレになる可能性もありますが、そうなった時に初めて「増税」を考えればいいんです。

デタラメな日本の経済政策

もうお分かりかと思いますが、今の政府が実施している経済政策は、内容はもちろん、順番やタイミングもすべてが滅茶苦茶です。デフレから脱却する前に増税など、本来ならあり得ません。

やっている事も全て真逆だから、当然ながら景気は低迷し「負の連鎖」が起きています。そんな状況だから政府の借金も増える一方です。

ここまで読んでくれた方であれば、現在の日本の経済状況を何となくでも理解出来てきたのではないかと思います。

次回は「国の借金が~!」の問題を取り上げます。国の借金とは一体何なのか?どれくらいあって、一体誰から借りてるの?そんな話をしてきます!

最後までお読み頂いて本当に感謝です!もし良かったら、次回も一緒に勉強していきましょう!よろしくお願いいたします<(_ _)>


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?