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感情を伝える言葉を仕事にするということ
自己紹介のつもりで、
わたしの言葉に対する想いを
残しておきたいと思います。
わたしは昔から
感情を言葉にするのが怖い性格でした。
まず、混み上がってくる感情を上手に形容する言葉が見当たらず、考えているうちに会話というものが出来なくなってしまう。
嘘を言っているわけじゃないのだけれど、
もう少しちゃんと自分の思いが伝えられたのではないかと、落ち込むことがしばしばありました。
そこでわたしを救ってくれたのが、
歌詞という言葉の数々でした。
特に大好きだったのは、
AquaTimezさんの哲学的な表現。
自分の感情が言葉によって
くっきりはっきりしていく感動と、
決められた小節の中で
綺麗に並べられた短い表現に
誰と話すよりも
満たされる感覚があったのを覚えています。
ゆっくり噛み締めて、
感情を味わっている瞬間が
とてもとても大好きでした。
あの頃から、変わらず言葉が好きなままです。
言葉が好きというよりは、
「感情を伝えられる表現」そのものが好きです。
わたしが音楽や小説や美術が好きな理由も、
結局はそこに繋がっている気がします。
自分のしたい仕事、
自分のやりたいことについて、
漠然と
「言葉を生業にしたい」
「ライターになりたい」
と思ってはいたものの、
発言した時の自分の心の違和感が
どうしても否めませんでした。
でもきっと、
「誰かがぼんやりと思っている感情にフレームをつけられるような表現が出来たら」
それがわたしにとっての
幸せなのかもしれないなと
記事を書いていてふと感じました。
あの時の自分が表現に救われたように、いつか。
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