ダンシングママ背景3

あとがき・ダンシングママ

昨日「ダンシングママ」というタイトルのGIFアニメを公開した。


わたしは自分が好き勝手に作ったものを説明するのがすきではない。
これはこういう意図でこんな経緯があって、なんちゃらかんちゃらで、作りました。と、初めに説明してしまうと、見る人がそういう目で初めから見てしまうため。想像する機会を奪ってしまう気がして、あまり言いたくない。


しかし、このダンシングママ(イラストの女)に関しては説明したくなった。ちょっと聞いてくれるかなと喋りたい心境になったのでnoteに書くことにした。(初公開と同時に説明じゃないからいいとしよ)


このママは5年前に書いたものだ。

なんで、このちょっとどんくさそうな女がレオタード着て、ディスコかクラブらしきところで一人踊ってるのかというと、これは私の欲求からうまれた。

お母さん業って忙しい。家事が永遠に終わらない。

私は家事が得意ではないし好きではない。
けれど、やらないわけにはいかない。ご飯も作らないわけにはいかない。外食や買ってきたお惣菜もたまにはいいけれど、夫と子供のことを考えると、やっぱり手作りの物を食べさせたいと思う。部屋が汚かったら気分も悪い。だから、家事は好きではないけど、やりたくてやっている。

けれど夕食後の後片付け、使い終わったお皿の山を見ると毎回と言っていいほどげんなりする。でもやるんだから文句言わずサッサとやっちまえ、と自分に言い聞かせるが、疲れてるときは
「も〜〜…家事ぶんなげて音楽聴きに行ったりしたいよーー」(クラブとか行かないくせに)
と、よく思っていた。子供がまだ小さい頃は自分の時間をうまく確保できなかったし、なにかが溜まっていたんだろう。


そんな気持ちを抱いたまま夜中にぼけーっと落書きしてたらこのママが出てきた。
marumanの一番大きいクロッキーにわんさか書いたやつの一部↓


落書きを公開するのは恥ずかしい





このママの特徴。
家事と仕事に忙しいから基本運動不足。そのため寸胴で下半身太め。動きはどんくさい。だけどダンスが好きで安室ちゃんに憧れている。いつだって安室ちゃんみたいに首だけで髪ヴァサァッとかきあげ踊れるよう、髪は伸ばしている。


ママは真夜中みんなが寝静まった頃、己を解放しにお出かけをする。





完全にママ1人の世界。画像上には3人↑いるけど全部同一人物。

周りには人がいるんだけど、ママは自分の世界に入っているから1人でいるようなもん。


クラブミュージックというより、70年代くらいのディスコサウンドがかかってそうだ。



私はこのママを気に入り、他の誰かにも役立てれる形には出来ないかと考えた。1枚の絵でハイどうぞ!というより「使える」形にしたかった。

思いついたのは、LINEの着せ替えの画面。


で、作った。



2017年に発売になったが1個も売れない \(^o^)/

実際使ってみたけど、背景が黒に慣れていないせいか見づらい/(^o^)\


それで、作ってみたものの、ダンシングママがこの形、というのがどこかシックリきていなかった。
このシックリきていない感じを時々思い出してた。
ママかわいいんだけどさ〜なんか…ママの居場所あそこじゃないかんじがするんだよね〜 と。


最近GIFアニメを作るのが楽しいのだけど
「そうだ!ママも動かしてみよう!」と思いつき、早速作ってみた。





まあチカチカすること!ママイキイキしてるんじゃない!?
シックリおさまった感じがした。誕生から5年を経て納得いった。

ママは動きが必要だったのね〜 は〜スッキリした〜

という経緯をnoteに書きたくなったんです。


ちなみに、GIFはグラデーション使わない方がいいかも。
通常のGIFで保存すると画質が変になってしまう。静止画だともう少し綺麗。


ママのおさまり場所追求は豊かなひと時でした。



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