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数えても比べても。

「不安を数えたらキリがないから小さなことにもシアワセを感じて暮らしましょう」なんてことを聞いたことがあるがそんなんやってられるか!と思ってしまうことがあります。

まだまだ感染対策は必要で不安定な世の中だし、あのウイルスのせいで売り上げや収入が減ったり倒産寸前、または廃業に追い込まれた会社やお店もたくさんあるでしょう。
感染者数が落ち着いてきて緊張の糸が切れ、特に医療職の方々は心身共に疲れ果てて体調を崩されたり休職しなければいけない方もいると聞きます。
収入減も廃業も休職も受け入れるしかないけれど、そんな時にシアワセなんて感じられるでしょうか。結構ムズカシイと思うのです。

ぶっちゃけますと私、ちょっと体調を崩していて現在、無給休暇状態なのですがとりあえず住む場所も食料もネット環境(これ大切!)もあるのでしばらくなんとかなるでしょう。うん、なんとかするしかない!

フラットな視点で自分の現状を見てやるべきことを淡々とこなす、これができていれば人生だいたいうまくいくのだと思います。人と比べるから不幸になるし、人と比べないとシアワセを感じないのもまた不幸です。そういう人たちが多くなってきたと感じるのでSNSが普及してから日本人の幸福度はぐっと下がったのではないかと思います。
どうしてそうなったのかは私なりの考えがありますが、掘り下げるとどんどん暗い内容になるので今書くのはやめることにします。

とにかく不安もシアワセも数えてはいけないと思うのです。
不安を数えたら悲劇の主人公になり、シアワセを数えはじめたら毎日Facebookに写真つきでポエムじみた投稿をして「いいね!」の数でシアワセを補強しなければならなくなります。メッセンジャーくらしか使ってないから最近のFacebook知らないけどさ。



詳細は書けないのですが、ある人の精一杯の親切な気持ちを踏みにじるような一言を放った人の話を聞いて「かなしい」とか「ひどい」の前に「こわい」と思いました。なんていうか、自分の利益しか見ていないこわさがありました。
躊躇なくその言葉を言えることにびっくりしましたし、私が言われたわけではないのにちょっと傷つきました。その親切な気持ちを他の親切と比べて評価しての言葉でした。その人のもともとの人間性が出たのか、この1年半で余裕がなくなってそうなってしまったのかはよくわかりません。とにかくとてもショックだったことが今になって実感できました。ちょっと泣きました。まじで。

このことを言語化できたのは吉本ばななさんの記事のおかげでした。なんというタイミング。いつもありがとうございます。
どんな時でも親切な気持ちに感謝を、困っている人に自然に手を差し伸べられる人間でありたいと思いました。

有料記事なので内容には触れませんが興味ある方はぜひ。吉本さんの記事を読んでも今日の私の記事は意味がよくわからないと思います(笑)自分のために書きました。こんな日があってもいいよね。

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