ブレないとは何か - 言うことがコロコロ変わる人から見るそうでない人との違い
政治の記事が盛り上がってますね。世の中、政治でも社会人でもリーダーシップでも、ブレないことが重要、ブレないことは正義と言った暗黙の了解があります。ブレないとはいったい何なのでしょうか?
ブレない人、と言うのは、一般的には、一貫性のあること、発言に芯が通っている人、コロコロ発言を変えない人などと言い換えられます。
目線が低く近い人
ブレないとは何かを考えるにあたって、ブレまくる人のことを考えてみましょう。
目線が低かったり、目先のことしか考えられない人はブレやすいと見られます。
その場その場のことしか考えられない。つまり、中長期を見据えて計画的に行動できないことは、周りからブレやすい人と認識されている可能性があります。
数年先を見据えて目の前で何を選択すべきかが定まっていれば自ずと価値観も定まっているように見えるものです。
自分のやりたいことがない人
実現したいことややりたいことがない人もブレやすい人と見られることがあります。
他人の意見にあわせるだけ、のらりくらりと自分の意見をはっきりさせない、八方美人などがブレると見られやすくなります。
やりたいことがないとか、人生の目標がないこと自体はなんら恥じることではありません。大切なことは、自分の意見を言わず、八方美人になっていないかと言うことを意識して避けることが大切です。
否定的な人
賢しく、すぐに否定的な考えが頭に浮かびがちな人もブレやすいとみられることがあります。
なまじ頭が良い分、自分の中ですらいつも懐疑的な反対意見と肯定的意見がせめぎ合ってしまい、結果的に何も決められず何も行動できないような人です。
行動しないと前に進めないというシンプルな真実に目をしっかり向け、臆病になりすぎず、失敗を恐れずに行動していくように意識しないと抜け出せません。
本当は頭がいいわけですから、否定するだけで行動しないという姿勢をやめることでブレない自分になることができるでしょう。
手段を選ばない人
自分としては、また見る人が見れば全くブレていないのに、周りからはブレやすいとみられてしまうことがあります。
目標や目線が遠く、長期目標がしっかりしている人ほどその罠に陥ります。リーダーや政治家にありがちなみられ方です。
目標が遠ければ遠いほど実現するための手段や順序は多彩になります。そのため、本人やわかる人からするとマイルストーンを入れ替えているだけでも、長期目線を共有できていない人からすると、目の前の目標をコロコロ変える人、一貫性がない人に見えてしまうのです。
この解決策は難しいのですが、しっかり長期目標とマイルストーンをアピールし、理解を得ておかないとブレていると言われてしまうのです。リーダーシップを発揮すべき人がこれに陥るのは致命的です。一貫性のない人に盲目的についてくる人は少ないですからね。
ブレると何がダメなのか
ここまでブレるってどう言うことか軽くみてきましたが、ブレると何がダメなんでしょうか?
ブレること自体は悪いことではないと私は思います。特にこだわりもなく目標もなりたいものも決まっていないなら、それを探すためにブレるというのは悪くないでしょう。
しかし、人生の時間は限られています。人から信頼され、なりたい自分を見つけたら、ブレていると遠回りになります。
組織や人を導く立場を望むならブレていては人がついてこなくなります。
自分の人生で何かを得たい、成し遂げたいと思うならブレないに越したことはないように思います。
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