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現実に不満を感じる暇はない、明るい未来を想像して「令和」を駆け抜けよう

私たちは時間に区切りを付けることで過去を色付ける。昨日は全てが上手くいかない最悪な日だった、先月は良い出会いに恵まれた最高の月だった、去年は大きく成長できた飛躍の年だった。何気ない日常では感じることのない時の流れを境目となるその瞬間だけはみんなが揃って意識し過去を振り返る。2019年5月1日、「平成」という時代が終わり「令和」という新たな時代が幕を開け、「平成」が初めて国としても個人としても意味を持った。その瞬間みんなは何を想っただろうか。今回はその時に私が感じたことを気ままにつぶやく。

私「明日から令和になりますね。」

運転手「そうですね、渋谷はすごい人みたいですよ。」

私「でしょうね。昭和から平成に変わる時もこんな雰囲気だったんですか?」

運転手「いや~こんな盛り上がる感じではなかったよ、あの時は天皇が亡くなったからね。元号が変わっても何も変わらないのにね。」

平成最終日となった2019年4月30日の夜、東京渋谷と大阪道頓堀はハロウィンや年末の時のようにお祭り騒ぎとなった。メディアやネットでその時の写真を見ると、そこにいるのは平成生まれと思われる若者たちばかりである。この光景が「平成」という時代を象徴しているようでならない。彼らは、味気のない毎日から逃避するように、一体となって非日常的世界を作り上げエクスタシーに浸っている。おそらく「令和」を祝ってあるいは「平成」を偲んでのことではない。現実から離れて楽しめる機会があればなんでも良いのだ。

「平成」を流れで表すならば現実の陳腐化→現実逃避→非現実の“現実化”だろうか。この時代にはインターネットやSNSの発展により非対面で人とコミュニケーションができる世界が出来上がった。次に出来たのは仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の世界である。これらの世界に没頭している人の中では、現実が“非現実”で非現実が“現実”であると言う人も多い。今や現実世界を各々が選択できる時代になりつつある。これは世界的なトレンドだが、上述したお祭り騒ぎやSNSの炎上を見ても、現実の満足度が低い日本では特に顕著な傾向と言える。

一つの時代しか生きたことのない私は元号が変わることがどういうことなのか正直まだわかっていない。それは5年後10年後あるいは次の元号になった時に初めて実体験としてわかるのかもしれない。あるいは運転手の言うように本当に何も変わらないのかもしれない。どちらにせよ、「令和」はきっと面白い時代になる。その一つの鍵となるのが仮想通貨・ブロックチェーンだ。次の時代では、住む世界だけでなく暮らし方の幅がさらに広がるような気がする。現実に不満を感じる暇はない。明るい未来を想像してみんなで「令和」を駆け抜けよう。

#平成 #令和 #仮想通貨 #ブロックチェーン

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