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派遣といっても

noteのトップページには、自分が書いた+読んだ記事のハッシュタグに準ずる「興味・関心のある記事」が並ぶわけだが、私のには「うつ」「転職」「派遣」で占められている。キーワードからネガティブな内容が多い…と思う。「ビジネス系」より「日記系」だから仕方なけど、「当事者」には気持ちが上がらないループに入って、憂鬱になってしまう。

さて本題の「派遣」は、隣の人は何を思うのかと、つい見てしまうのだが、モヤっとしてくる。もっと事前に業界のこと・仕組みを知っていれば、その不満は少なくなるのになぁ、と思う。
それは自分の「躓き」という「経験」があるからだ。シリーズとして書いていけたらと思う。

「派遣」と言っても、とても様々なのだが、殆どの人は「女性のやる事務職」「取り換えの利く仕事」「パート・アルバイト」「オペレーター」くらいにしか想像しない。
前述の「スタッフィング」と分類される「事務系であまり技術を伴わないもの」から、「専門分野の技術系」の派遣もある。専門分野は、IT・クリエイティブから、機械・建築・医療・保育など免許や経験が必要なものもある。

ほとんどの派遣業務は、「サポート業務」か「企業のコア業務ではない、アウトソースしたい業務」だと思ってよい。それらが世間一般的な業務であれば安いのだが、技術系は専門性があり、納品物の保証・委任していることもあるので、その場合は高い。つまり、その派遣会社(あなた含む)が、何を提供できるのかで、派遣の単価が変わる。

近年転職活動された人は分かると思うが、求人票をみると人材派遣会社からの「紹介予定の派遣先の業務」が書かれているというケースがある。人材派遣会社に「正社員」で入社して「派遣」されるということだ。
ちなみに私はこのルートの転職なんだが、仕組みが分かっていなかったことで、後悔したこともあり、誰かの役に立つことを願って書いている。
これらには、大企業の名前や魅力的なワードがちりばめられているが、業界と商流、自分にとってのメリット・デメリットをしっかり把握した上で、飛び込むことをお勧めしたい。転職エージェントは、あなたが入社することで成績が上がるので、内定を蹴るようなデメリットは説明しない。

どのように派遣会社と契約・所属するか

何度も言うが、何も考えず適当に、派遣登録または社員として所属するのは、あまりよくない。入り口となる会社や所属が違うと、全く経験が積みあがらずキャリアが違う人生をおくりかねない。また、派遣法をある程度知識として入れておかないと、雇い止めが横行しているところ(違法だよ)だったりすると、キャリアの分断にもつながる。

何が言いたいかというと、転職と同様に、事前準備や調査と自身のキャリアプランを持って挑めば、よい経験が得られる現場を引き寄せることもできる。逆に何も考えずに行くと、いわゆる使い捨て的な扱いを受けたり、ゆでガエル(居心地は良いが、給与もキャリアもアップしない)になりやすい。もちろん、下手な会社へ転職して同じことが起こるかもしれないが、そうなる確率が高いように思う。

自社商品やサービス、専門の強み、福利厚生が手厚い派遣会社もある。それも調べず「とりあえず」とか「ものづくりがしたい」「未経験でも目指せそう」とか、あなたの転職理由の主語や業界範囲がどデカく、抽象的な理由の場合は、立ち止まった方がいいかもしれない。配属ガチャで、気が付いた時には目も当てられなくなる確率が高くなる。もちろん逆のパターンもあるが、本人が低く見積もっていた経験がかわれたか、単にタイミングがよく、ラッキーなだけだと思う。

「とりあえず」になるほど、転職に苦戦・困窮していたとしても、期間・目的・目標を持って、自身のキャリアになる一歩を手繰り寄せてほしい。

まとめ

「派遣」という選択をするときに、(ある程度)簡単に入れると思っていることの「危険さ」を書いてみた。全範囲的に書いたのだけど、いずれにしても①期間・目的・目標(後に変わってもよい)、②厚生労働省の派遣関連についての知識を持って、最低限の武装をしてからにしてほしい。※派遣法が難しかったら、AIに要約して貰ったり、懸念点を質問してみよう。
普通にしててもうまくいかないことも多い世の中ではあるが、この二つで減らせる不幸はあるし、逆手をとって「自分の働き方」を設計してみることもできる。情報弱者のままでは、知らぬままに搾取されていることも多いのだ。つづく(多分)

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