自己肯定感を届けたい

2020/9/3にユニセフが発表した子どもの幸福度ランキングが発表されました。

日本の子どもの「身体的な健康」は38か国中で1位という結果だった反面、「精神的な幸福度」は調査38か国中37位という結果でした。つまり、身体の健康はある程度の経済力と国民皆保険などによって支えられているが、精神的には孤独を感じていたり、自己肯定感を得られていなかったりする子どもが多いということかなと思います。

SDGs4の「質の高い教育をみんなに」は2030年までに日本は達成するといわれています。男女平等に義務教育を受けることができること⇒精神的な幸福につながらないというのはすごく悲しいことだなと思ってしまいました。この分野が達成できるって物凄い強みだと個人的には思います。教育があってこそ「生きる力」がつくと思うから。この強みをもっと活かしていけないものか…などと考えてしまうのです。

「子どもが幸福を感じていない」個人的にはそう思ったことはあまりありません。自分の子ども、学童に通う子どもたち、出前講座に出向いたときに出会う子どもたちからは、褒められた時ややりたいことをやっている時にとてもカラフルな想いを感じ取ることができます。そんな子どもたちを見ると、こちらも嬉しくなるし、なるべくそんな想いが続くように接したいと思うものです。

逆に、自分の意志ではない時はとてもダークな想いを感じることが多いです。また、大人に忖度せず発言する子供たちもいます。それを押さえつけるのではなく、はっきりと意思を主張できることを褒めてあげたいなと思います。そして、自分の意志ではない中でも、1つでも楽しみやお土産を見つけてみない?と問いかけていけたらとも思うのです。

そのため、なるべく子どもたちが自己肯定感を感じられるように関われたらよいなと最近は思っています。現状を前提とした現実を知ることも大事ですが、前提を取り払い、自分がどのような未来をどう生きたいか、その未来を邪魔するものはないか、自分の思い描く未来を実現するためには今自分に何ができるのか、というバックキャスティング的な発想から「自分にもできることがある!」と思えれば自己肯定感は得られていくのではないかと思うのです。

身近なところに幸せはあるはずで、それに気づいていないだけなのかなと思うことがあります。また、絶望をしっかり感じ取れていないのかもしれません。幸せに気づくお手伝いや、願いを再選択するきっかけづくりが今後出来たらいいなと思います。


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