APD 〜講演会が聞き取れないことがある〜

私は 診断を受けたことはないけれど おそらく APD の傾向があると思う。
例えば単語は聞き取れても、話の流れがつかみづらい講演会がある。たまに本当に何言ってるのか全然聞き取れない人もいる。

一方、全く問題なく聞き取れる講演会 や トークイベントもよくある。
その違いについて考えてみた。

<話し手の方にお願いしたいこと>
聞き取りが困難な人にも聞き取れるように、
●長くつなげて話さず、「。」で区切った 短い文をたくさん話すような話し方をしてほしい。
●スライドとレジュメ はほぼ 箇条書きにして、キーワードを書いて欲しい。

<聞き取れない原因の考察>

■3人のトークイベントのうち1人の部分だけ、何を言っているのかほとんどわからなかった事がある。UD トークによる文字起こしで読んだら、その人の話だけ日本語としての文の形から大きく外れていた。
思いつくままに 言葉を発している感じ。聞き取れる人には問題ないのだろうけど、長い文を聞き取りづらい 私には、聞いた言葉を脳内で文として構築できなかったのではないか。

●スライドは、字数が少なくてほぼ 箇条書きなのがベスト。耳から聞く音をしっかり補完してくれて、内容をしっかりつかめる。

●スライドがない部分も、そもそも話が面白くて聞き取りやすいと、自然と頭に入ってくる。話し手の話し方のくせによるところがかなり大きい。

●箇条書きのレジュメの有無で、聞き取れるかどうかがまるで違う。この方が書き込み もしやすいし。


<聞き取れない私の心の持ち方>
★マイノリティデザインの澤田智洋さんが、講演の中で、自分の弱い所の後に、「そんだけ」と付けてみる事で見え方が違ってくる、と言われていた。

聞き取れない、そんだけ。
そう思ったら少し気が楽になった。

★部分的に聞き取れなくても、聞いた話題は自分の中に残るし、それがこれからの手がかりにもなる。

参加している時点で色々なものが得られているのだから、それで十分。

★ちゃんと理解しなきゃって思わなくていい。

わかる範囲で聞くしかないのだから。そもそもがんばっても聞き取れないもんはしょうがない。聞き取れないところは諦めるし、それは少しも マイナスなことではない。

ましてや自分が悪いわけじゃないので、しょんぼりする必要は全くない。

★私の場合 聞き取れた講演 もたくさんあるので、 そちらに目を向ける。

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