マーケティングの基礎(20)「LTV(ライフタイムバリュー)」

今回は「LTV(ライフタイムバリュー)」についてご紹介していきます。
カタカナで書きましたが、英語で書くとLife Time Valueで、LTVはその頭文字です。「顧客生涯価値」とも訳され、1人のお客様の長期的な利益を指します。
とはいってもたくさんいるお客様1人1人のLTVを出すのは困難なため、平均LTVを出すことで企業として指標となる数値を出すことが出来ます。
まずはその代表的な計算式を見てみましょう。

LTV= 1顧客の年間取引額 × 収益率 × 1顧客の継続年数
LTV= 全顧客の平均購入単価 × 平均購入回数
LTV=(売上高-売上原価) ÷ 購入者数

当然ですが、このLTVが大きければ大きいほど会社の利益が大きくなります。
大きくするための手段には下記のようなものがあります。

獲得顧客数を増やす
平均購買単価を上げる
購買頻度を上げる
顧客維持率を上げる
顧客獲得・維持コストを下げる

このために、具体的にはメーリングリストを活用したり、サブスクリプションを導入したりします。

ここで何となく想像がつくと思いますが、LTVを大きくするのは時間もかかり、難易度も高めです。ですがその分、LTVの向上とそのための取り組みは企業の利益拡大に直結するだけでなく、マーケティング戦略すべてにおいてプラスの効果が期待できると言われています。

ライフタイムバリュー(LTV)


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