【マーケティングまとめ(1)】収益と利益を示す用語

今回は売上を示す用語をまとめてみました。ひとつひとつ詳しくご紹介していくよりも、簡潔にまとめてご紹介したほうが、それぞれの単語の意味と使用場面の違いが分かりやすいと感じたからです。
ではサクサクとご紹介していきます。

▼その前に
今回は「収益」「利益」を示す用語をご紹介しますが、この二つには違いがあります。「収益」は経費などを差し引いていない売り上げのことで、「利益」はこの「収益」から様々な経費を差し引いた額のことを言います。

ここを抑えたところで本題に入っていきます。

経常収益(Recurring Revenue):企業が通常行っている事業の中で得た収益のこと。その企業が平常時において、毎年どれくらい稼げるかを表す1つの大事な指標になる。
月間経常収益(MRR:Monthly Recurring Revenue):月間の総収益。
年間経常収益(ARR:Annual Recurring Revenue):月間経常収益を12倍したもの。
総契約額(TCV:Total Contract Value):契約継続期間中に顧客が企業に費やす総額のこと。
年間契約額(ACV:Annual Contract Value):顧客の契約期間が12ヶ月を超える場合、12ヶ月の間に顧客が払うと契約した金額のこと。
売上総利益(粗利):収益から、その製品を売るのにかかったコストを差し引いた後に、実際に残っている金額のこと。
売上総利益率(粗利益率):収益に占める、製品やサービスの原価を差し引いて残ったものの比率。(収益ー原価)÷収益で求めることができる。

サクサクと書いていきましたが、最後に収益と間違われすい流通額や取引額について記載しておきます。これらを収益だと認識しないように気をつけましょう。

▼注意したい収益と間違われやすい用語

流通総額(GMV:Gross Merchandise Value):ある市場における販売総額のこと。自社の販売総額ではないことに注意。
総取引額(GTV:Gross Transaction Value):上の用語の別名。流通総額(GMS :Gross Merchandise Sales)も同様。


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