マーケティングの基礎(12)「ターゲティング」と「セグメンテーション」

以前「STP分析」をご紹介した際に、SがSegmentation(セグメンテーション)、TがTargeting(ターゲティング)であることについて述べました。

しかし、これらがそれぞれどのようなものかについてご説明していなかったので、ここで一度確認をしていきたいと思います。
※今回は次回からの内容にかかわる「セグメンテーション」と「ターゲティング」のみご紹介します。「STP分析」のPにあたるPositioning(ポジショニング)についてはまたそこにかかわる内容で別にご紹介しますので、ご了承ください。

まず端的に「ターゲティング」と「セグメンテーション」と説明すると下記のようになります。

ターゲティング=対象を絞り、商品の開発・販売を行うこと
セグメンテーション=調査などで、消費者の嗜好を調べ、グループ化すること

ターゲティングについては「誰に自社の商品・サービスを売ればよいのか」、「誰なら買ってくれるのか」と「WHO」を考えていくことであるといえます。

そうは言っても一人ひとりのニーズやウォンツは様々です。十人十色、全員異なるともいえるでしょう。だからといって一人ひとりに対して商品開発をするわけにはいきません。
そこで、似たようなニーズを持つ人をグループと考え、そのグループに向けて商品を開発します。このグループ分けのことをセグメンテーションと言います。

したがって、順番としては「STP分析」でも述べたように、

セグメンテーションでグループ分けをする
        ↓
ターゲティングでさらに絞り込む

という流れになります。

セグメンテーションとターゲティング

では複数あるセグメントにアプローチしていく方法にはどのようなものがあるのか。そこについては次回からご紹介していきます。



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