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primeビデオでシンエヴァを観た。

1982年生まれ。

オタク。

この時代を生きてきた人間にとってエヴァンゲリオンは一種の通り道であるように思う。

そんなことを言いつつも私は劇場版全部網羅しているわけではないので、ガチガチのファンに怒られまくるかもしれない。

エヴァと私の出会い

オタクだった中学生。体もそんな丈夫ではなく、学校も休みがちで、いわゆるおとなしい女子。存在感もあんまりなくて、何やってんだろう、という中学生活を送っていた。

そこにやってきた水曜夕方6時半のロボットアニメ。庵野監督の事も知らず、アニメージュなどのアニメ雑誌で得た前情報だけでロボットアニメだと判断したわけだけども。

見始めて一気に引き込まれた。多感な中学生少女の心をつかむなんてもう一瞬。碇シンジの普通な中学生感、綾波の包帯×水色シャギーヘアー、碇ゲンドウのあの感じ…(今や碇ゲンドウの声優、立木さんが映画の予告に欠かせない声になっているなんてそのころは予想もしていなかった)

何も考えずに買ったアンソロ本

エヴァと私の思い出で一番強烈なのがこれだ。

もうタイトルも思い出せないんだけど、本屋に行ったときに「あっエヴァンゲリオンの漫画がある!」

と、少し前によく読んでいた「ドラクエ四コマ漫画」のノリで母に買ってもらった(もうあり得ない。母がオタク文化に対して何の興味もなくてよかったと思う)

中身は…言うまでもない。カヲル君とシンジ君がナニかをしているわけですよ。なんか、ベッドで。

「カヲル君、監視カメラで父さんに見られてる」みたいなセリフが非常に脳裏に焼き付いているわけで…

別のページでは、アスカと綾波が温泉でナニかしているんですよ。

BのLも百合も知らなかったあの頃。ドラクエ四コマ漫画のノリで買ったアンソロ本。数回読んで理解して、高校に入って初めて彼氏ができたころに処分した…と思う(いや、実家にはないからきっと処分できているはず)

今、鬼滅なんかもアンソロジー本が本屋に普通に置いてあったりする。純粋な小学生、中学生女子が手に取れる本であることを祈る。

いとこのお見舞いで見たエヴァのあの回

ちょうど時を同じくして、4つ下のいとこが骨折のために入院していた。たまたまお見舞いに行った時刻が水曜夕方六時半。

「ちょっと見たいアニメがあるからそれだけでつけていい?」と、病室のテレビをつけたその日、その回が

第弐拾話「心のかたち、人のかたち」

再放送時は音声はカットされるというあの回です。

当時小学校中学年のいとこに何を聞かせてしまったんだ。

むしろ私もしばらく何のことかわからなかったんだ…

きっとお茶の間や友達の家、いろんな場所で同じ思いをした女子中学生は多かったと思う。同志はたくさんいるはずだ。

子供たちに語り継ぐエヴァ

全部観ていない私が語り継ぐも何もないんだけど、

たまに子供たちから「エバって何?」と聞かれることがある。

昔のアニメ特集では絶対出てくるし、主題歌はtoshiも歌ってたし、今の子供たちも触りくらいなら知ってる。何やら変わったロボットアニメだと。

長男はともかくとして、次男はオタクの素養たっぷりなので、エヴァのセリフとか大体の話は話していたりする。

だから、今回のprimeで配信されたシンエヴァンゲリオンは次男も少し楽しみにしていた。


理解度30%のアラフォーと、理解度5%の現代小学生。外は猛烈な豪雨。

しょっぱなのマリさんの戦闘シーンは非常に面白かった。行きつく暇もなく、エヴァのこの感じ久しぶりー!!たまらーーーん!と思いながら気分は高揚するし、動きもぬるぬるでマリさんの戦い方もすごくかっこいい!

碇シンジはというと、ずっと寝ている。仕方ないんだけど寝ている。

次男は「碇シンジの声優さんは乙骨憂太やろ?」と、そこを楽しみにしてたんだけど、ほとんどセリフらしいセリフがないまま話は過ぎていく。

あのキャラもこのキャラも出てきて、こっちは何十年ぶりかの同窓会気分なんだけど、小学生には「いつ戦いが始まるのか、碇シンジは元気になるのか」しかなくて、つまらなかったのかもしれない。

ちりばめられた昔のシーンに一人浸るアラフォー母

あのシーン、このシーン、これ知ってる!とアラフォー母が無邪気に声を上げる。

非常にご迷惑な感じで申し訳ないと思いつつ、懐かしさのあまり抑えきれないのですよ。

メタ的シーンも多々用意され、もしかして全部エヴァ観てなかった私もちょっと楽しめるようにしてくれたんだろうか、神じゃないか。

大きな綾波と、ミサトさんの子供、で頭がいっぱいの終盤

戦いも終盤。もはやどこで戦ってるん?この人たち、という次男の声すら聞こえなくなってきた。

そして突然出てくる加地×ミサトさんのお子様。わーーーーーーーーーって興奮するアラフォー。

次男はどのような気持ちで見ていたのだろう。私を。

急にすんごいでかい綾波が出てくるよ、というTwitterのつぶやきの通り、

すんごいでかい綾波が出てきたときには、次男もポカーンだった。知っていた私も、綾波のでかさにポカーンだった。

綾波しかしばらく頭に残ってない。そのまま話は進んでいき、碇ゲンドウとの対話も終わり…

気づけば、エヴァは終わっていた。

シンエヴァンゲリオンは終わっていたのである。


マリさんという新しい萌えを提供してくれたエヴァンゲリオン

今まで劇場版見なくてすみませんでした。

マリさん、すんごい好みです。めっちゃかっこいいです。

やばい、かっこいい、可愛い!

眼鏡×ロングヘア×戦闘狂。とてつもなく、大きな萌えを置いてエヴァは終わってしまった。

プライムビデオではまだいろんなエヴァが見れるので、エヴァの補完もやってしまおう!




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