見出し画像

我が家の1歳児はこうやってフォニックスをマスターした

前回の続きです。

機関車トーマスを踏み台にして学習につなげる母の魂胆シリーズ、今回は英語学習の続きでフォニックスの話を。

お風呂ポスターでABCポスターをキャラクターの名前に絡めて音読し続けた結果、スーパーの駐車場で P を見つけると「パーシー」などと言うようになった息子(昨日の note 参照)。

ところで、みなさんはフォニックスってご存知だろうか?

フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
フォニックスでは例えば「発音 /k/ は c, k, ck のどれかで書かれる」のように、ある発音がどの文字群と結び付いているかを学び、それらの文字の発音を組み合わせて知らない単語の正しい発音を組み立てる方法を学ぶことができる。

フォニックスをマスターすると綴りを見て英語が読めるということで、最近日本の幼児教育でも割と取り入れられている印象がある。

実は息子の英語学習について、我が家ではフォニックスも絡めて教えていた。

やり方は、私が学生時代に使っていた参考書に付属しているCDのやり方を取り入れた。

具体的には、前回紹介したトーマスキャラクターのABCにフォニックスを結びつけていった。

たとえばこんなふうに(便宜上、カタカナで表記する)。

・A → Annie → アッ、アッ、アニー
・B → Bertie → ブッ、ブッ、バーティー
・C → Connor → クッ、クッ、コナー

これをお風呂の音読に取り入れた。

これを繰り返した結果、息子はフォニックスをマスターした。
しかし考えてみればこれはとても自然なことで、たとえば、息子は既に B が「バーティー」の B であることを覚えているわけだから、つまり読める時点で B の音が「ブッ」であることが分かっているのである。

ここでは B が「ブッ」と読むことを理解させる。
そして、これが他のキャラクターにも転用できることを教える。

・A はニーの他にルフィー、シマ、クセル
・B はーティーの他にッチ、ル、ート
・C はナーの他にイトリン、ランキー、ルロス

全部音が同じだということを示していくのである。

これは既に息子の脳内に、トーマスキャラクタと A~Z の1対1の紐付けができているからできたことだ。

結果的に息子はまだ完璧ではないが英語の読み方を理解した。

数字のとき同様、世の中にアルファベットが溢れていることに気付き、読むのが楽しいようだ。

駐輪場の番号が「B-3」なら「ビー、さん!」と読み「ブッ、ブッ、バーティー」と言う。


ところで我が家では幼児用のフォニックス教材も使っているが、その教材ももはや息子の中ではトーマスの一部なのである。
G が出てくれば「ゴードン!」と言う。ああ、トーマスのあれね、みたいな感じで復習に使っている感じだ。


我々大人もそうだと思うが、何の役に立つのかわからない勉強はつまらない。
たとえば社内研修。新人のときよりも業務が始まってから受けるトレーニングの方が身になるのではないか。それは問いを立てて参加するからだと思う。

こどもも同じ。理論と実践。この「実践」にこどもの興味を結びつける。そうすることで、机上の勉強に意味をもたせることができる。
なんとなく経験で分かったことにあとから理論が結びつくことで定着するのだと思う。

この理論と実践、抽象と具体を行ったり来たりさせるのがポイントだ。


ところで、我が家ではアルファベットの読みとフォニックスは教えているし、英語の歌も歌う。トーマスの英語版を YouTube で見せることもあるけど、英単語は積極的に教えていないし、英語の絵本も多くは取り入れていない。

というのも実は以前、英単語を少し教えたら「くるま」というより「Car」の方が言いやすいらしく、以降車のことを「Car」としか言わなくなってしまったのである。

公文の先生にも「こどもにとっては英語の方が簡単なので英語を覚えると日本語を話さなくなりますよ」と言われ以降やめてしまった。

いずれにしても日本語の習得が先、と思っているので、英語の語りかけはまだ良いかなと思っている。

もう少し大きくなったら考えていきたい。


1歳児の知育〜英語編〜(完)

いただいたサポートは自己研鑽に使わせていただき皆さんにアウトプットという形で還元させていただきます。いつもnoteをお読みいただきありがとうございます。