魂を後回しにしないために

魂を後回しにしない

人の自立を表現する言葉には

自主性と主体性ってのがあって、

自主性は
決められたルールの中で
積極的に行動することだし

主体性は
ルールのない状況で
あくまでも自分優先で物事を決めて進めていくことだし

この2つの能力って
全然違うんだけど、

人はどっちの力も必要なんだろうなと思っています。

私は、
自主性を高めるのって
かなり簡単にできることだと思っていて


誰かが決めてくれたルールの中で
自分の力をどうしたら最大限に発揮できるか、みたいな感じなので

コーチングとかコンサルティングなんかで
誰かに伴奏してもらいながら行っていけば
上手に自主性を高めていけると思います。
(もちろん伴奏してくれる人との相性は重要だけどね)

これはルールの中で自分をどう活かしていくか、という感じなので
適応能力や、ストレスやマインドのマネジメント力、コミュニケーションスキルが高まります。

じゃぁ主体性はどうか?

こちらはなかなか難関と感じる人が多いかもしれないです。

なぜなら、
日本の環境が主体性を全く鍛えてくれないようにできているから。

自分が中心に世界が回っていると思えている日本人て、どのくらいいるだろうか?

自分の身を守る力をいつでも使えている人って、どのくらいいるんだろうか?

しかも正しい意味で、そう思えている人となると、かなり少ないような気がします。

(捻れた自立心ってただの強情なわからずやさんだからね)


私自身もこれはなかなか難易度が高くって、

衝撃だったのは
私がオランダへ移住した年です。

ルールの中でガチガチに固められて育った私は、
その窮屈さを理由に日本から離れたい気持ちを強く持っていたのだけど、
いざルールの無いオランダという自由の国(実際にそういう異名をもっている)へ来て、

頼りどころの無い不安に心がボキボキ、バリバリ、と折れまくりました。

その時に感じていた感情を言葉にすると、

動物園で生まれ飼育されていた私が
UFOキャッチャーで捕獲されて、
知らぬ間にサファリに放り投げられた気持ち。
(自分で決めて自国を離れたのに、こう感じたのが面白いところです)

右を見ても、左を見ても、
私だけが異様でその場に馴染んでおらず
とても孤独でした。

そんな私にとっては

会う人みんなが
野生動物のように逞しく
サバイバル能力に長けていて
私はいつも、大切に育てられたペットの子うさぎのような気持ちでいました。

自分の身を守る知恵や、体力、気力を鍛えるしかなかったんですよね。

主体性がないことには
世界では通用しないんだということを学びました。

主体性を必要とする状況って
現代の日本ではほとんど訪れないんじゃないかな、と思います。

社会に馴染み、会社に馴染み、同僚に馴染み、家族に馴染み、
そうしてそれらの組織が定めるルールの中でも
自主性さえしっかりと持っていれば
自分の目標を立てて、
自己を成長させ続けることができる。

そういったルールの中での成長に満足ができる人なら、それで十分幸せだと思います。

でも、このメルマガを読んでいる人は、ちょっと違うかもしれません。

なぜなら、

あなたは魂を満たしたいと思っている人なのだと思うから。


魂は主体的な存在です。(他者との関わりを持つ時には自主性も必要、そこにルールが生まれるから)

あなたが魂の満足度を大切にしたいと思っているなら、
主体性をもっと鍛えていったほうがよいでしょう。

主体性がまずは基盤です。
そのうえに自主性がくる。

基盤が緩いままでは、
自主性を使って自分を活かすことは難しいでしょう。

なぜなら、

魂の存在を後回しにすることになっていくからです。


逆に欧米人は主体性が強いので、
適応能力や協調性を持って自主性を使っていくことへの目覚めが遅い傾向にあります。

だから争いが絶えないのでしょう。


アジア諸国が長けているとか、
欧米諸国が長けている、
ということではありません。

両方の良いところを足して
いい具合に2で割ったあたりが、
とても心地よいところなのだと言うことです。

自分の能力の使い手はあなた自身です。
上手に使えるようになっていきたいですね。


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