【資格取得④】しつもんメンタルトレーニング・ワークブックインストラクター
しつもんメンタルトレーニングとは
今回は、“しつもんメンタルトレーニング”の資格取得について書いてみようと思います。
まず、“しつもんメンタルトレーニング”とはどういうメンタルトレーニングか、ということですが、さまざまな「質問」を通じてメンタルトレーニングを行うものです。
指導者・インストラクターは「質問」のみを行い、答えを教えるようなことはしません。
そういうメンタルトレーニングです。
https://shimt.jp
▲ しつもんメンタルトレーニングHP
このメンタルトレーニングの効果としては、ホームページに次のように記されています。
* 子どもたちおよび選手自らが考え、行動する力を伸ばします
* 「しつもん」に答えることによって、個々の力とチームの力を同時に育てます
* 効果的な「しつもん」に答え、伝え合うことによって、主体的・対話的で深い学びを実現します
* 環境が変わり、考え方が変化することで、行動が変わり、結果が変わります
* たった1つの正解ではなく、自分らしい答えを見つけます
そんな一般社団法人スポーツリレーションシップ協会認定の“しつもんメンタルトレーニング”のインストラクター資格を取得してみました。
インストラクター資格について
しつもんメンタルトレーニングのインストラクター資格には、「(ワークブック)インストラクター」資格と「アクティビティインストラクター」資格の2つがあります。
「(ワークブック)インストラクター」資格を取得すれば、しつもんメンタルトレーニングのワークブックを活用した「なりたい自分になるしつもんメンタルトレーニング(子ども向け)」と「子どものやる気を引き出すしつもんメンタルトレーニング(大人向け)」の講座や講演、チームでのトレーニングを行うことができます。
また、「アクティビティインストラクター」資格を取得すれば、アクティビティと「しつもん」を活用して「最高のチームになるしつもんメンタルトレーニング」と「本番で実力を発揮するしつもんメンタルトレーニング」を行うことができるようになります。
ちなみに、さらに上の資格になると、インストラクターの養成ができるトレーナー資格もあります。
インストラクター資格を取得
私は「(ワークブック)インストラクター」資格を取得しました。
資格取得をしたのは、国内で新型コロナウイルスの感染者が少しずつ出てきて、当時の安倍内閣が「全国の小中高校の臨時休校」を行った、2020年の3月でした。
未知のウイルスの感染者が増えてきたせいで急に学校に生徒が来なくなり、部活動もできなくなり、出勤しても“本当にやることすらない”状態でした。
「時間があり余ってるそんな時だからこそ!」と、しつもんメンタルトレーニングのインストラクター養成講座を受講しに、岩手県花巻市にまで行ってしまいました。
しかも車で、です。笑
花巻まで約5時間かかりました。
遠かったです。笑
せっかくなので、講座の前に花巻東高校(休校中?)と宮沢賢治記念館(休園中)にも、観光がてら見に行きました。
この時は初の緊急事態宣言が出される4月よりも前で、「外出自粛を」と言われ出す少し前の時期です。
まだマスクを着けることすら当たり前ではない、そんな時期でした。
なので、何でコロナが流行り出している時期に遠くまで出かけてるんだ!とお怒りの方もいるかもしれませんが、お許しください。
さて講座はというと、講師の先生(高橋さん)とワンツーマンでした。
講座の内容はというと、しつもんメンタルトレーニングについて学び、そして実際にワークブックを活用してしつもんメンタルトレーニングを体験し、ワークブックを活用したインストラクター役のロールプレイングの実践を行いました。
丸1日があっという間に終わってしまうくらい、ボリュームのある内容でした。
講座での学び
教わったことで非常によく覚えているのは、
次の2点です。
① 「答えはすべて正解です」
“しつもんメンタルトレーニング”では、
①“しつもん”の答えを考える
→②ワークブックに書く
→③まわりに話す・共有する(シェアする)
を繰り返します。
そのワークブックに書く答えや、まわりと話す・共有するときの内容は“すべて正解”であり、間違いは何もありません。
否定をしてはいけません。
「わからない」も含めて、何を答えたとしてもすべて受け入れることが前提になります。
② シャンパンタワーの法則
シャンパンタワーは、一番上のグラスから水を入れ、タワーの下にあるグラスへと、上から溢れた水が流れて入っていきます。
そのシャンパンタワーの一番上のグラスが“自分”。その下が“家族”、さらにその下が“仲間”、と続いていきます。
一番上の“自分”自身を大事にして満たされないとその下の“家族”は満たされず、“家族”を大事にして満たされないとさらにその下の“仲間(チーム)”は満たされません。
つまり、まずは“自分”を大切にすること、そして次に“家族”を大切にすること。
“仲間(チーム)”はその次、そしてそれらが満たされて最後に“世の中”・“世界”・“世間”を変えるということです。
あとがきとして
講座後は「花巻温泉」という看板に引き寄せられ、日帰り入浴。
そして、また5時間の東北道の旅へ。
夕食として途中の宮城のSAで牛タンを食べて帰りました。
到着は深夜。
もうロングドライブは怖くない、そんな境地になりました。
コロナが落ち着いたら、また花巻に出向き、ワンツーマンでご指導いただいた講師の高橋さんにもう一度お会いしたいものです。
そしてまた、今度はうまく時間を作れれば「アクティビティインストラクター」資格を取得してみたいと思っています。