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【栄養①】〜たんぱく質(アミノ酸スコア)〜
埼玉県では、夏の大会の抽選会までちょうどあと2週間となりました。
高校球児にとっては、この時期はベンチ入りをかけた勝負の時期であり、またここから夏の大会までケガなどで今までの努力が水の泡にならないように、細心の注意を払わなければいけません。
トレーニング過多などによるケガや、コンディショング不良によるパフォーマンスの低下といったことが起きないよう、1人のアスリートとして栄養面にも気を配ってもらいたいものです。
これまでに「スポーツフードスペシャリスト」と「スポーツフードアドバイザー」の資格取得の中で得た知識や、その他各種セミナーや講演会、野球指導専門誌の特集や連載記事、書籍の中で学んだことを参考に、私自身の頭の中のアウトプット・整理整頓・アップデートも兼ねて簡単にまとめてみました。
少しでもご参考になれば幸いです。
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初回となる今回は、五大栄養素の1つである「たんぱく質」について取り扱おうと思います。
体は“たんぱく質”からできている!
たんぱく質は、さまざまな体の“材料”となる栄養素です。
免疫に関わる物質の材料でもあるため、不足すると免疫力の低下も引き起こします。
筋肉は繊維状のたんぱく質が束になって形成されているものですし、体を支える骨にもたんぱく質は欠かせません。
血液の不足も、せっかくのトレーニングの効果を妨げてしまいます。
アミノ酸スコア
体を強くするには必須アミノ酸をバランスよく摂取する必要があります。
バリン、ロイシン、イソロイシンなどが必須アミノ酸です。
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アミノ酸とはたんぱく質の原料となる栄養素であり、そのアミノ酸の中で「必須アミノ酸」といわれる栄養素は、体内で合成することができず、食事の中で摂取するしかありません。
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たんぱく質の栄養価を評価するものの一つに「アミノ酸スコア」というものがあります。
人体が必要とする必須アミノ酸の量と、食事中の必須アミノ酸の量を比較して、食事中の必須アミノ酸の量がすべて超えていれば、アミノ酸スコアは100となります。
例として、2つ挙げると、
◯ ごはん…65
◯ パン……44
です。
アミノ酸スコア65ということは、ごはんだけを食べると、ごはんに含まれるたんぱく質の65%しか吸収されない、ということです。
パンよりはご飯のほうが、たんぱく質を摂取するという観点では良いということになります。
このアミノ酸スコアを100に近づける必要があります。
ただ、ごはんのアミノ酸スコア100にするのは簡単です。
一緒に「大豆」を摂取することです。
大豆なので、味噌汁、豆腐、納豆などを一緒に食べるだけです。
日本人が昔から当たり前のように食べている、ごはんに味噌汁、ごはんに納豆、という組み合わせは、理にかなっているということです。
他には、卵や肉を一緒に摂取することも100に近づけるには良いことです。
つまり、ただ白米だけ、塩むすびだけ、を食べるのではなく、一緒に大豆・卵・肉などを一緒に食べることが大切だということです。
ごはん + 大豆 = アミノ酸スコア100
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