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片づけはまず「写真撮影」から始めよ (仕事が捗る部屋片づけ.004)

こんにちは。捨てない整理収納アドバイザーの米田まりなです。
自分で自分の部屋はなかなか客観視がしづらいもの。今回は、片づけを始める前にまずやってほしい「写真撮影」の威力を、お話したいと思います。

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生活のなかで感じる小さなストレスは、自分ではなかなか気づかないもの。

たとえば 玄関 に段ボール箱が置いてあったとします。「辛い」とは感じなくても、毎回「ヨイショ」と避けて通る無駄が発生しているのです。
無意識のうちにストレスになっている「邪魔なモノ」は、その都度取り除いておきたいものです。
そこでやってほしいのが、「写真を撮ること」です。

辛口な友人や、整理収納アドバイザーを家に招くというのも良い方法ですが、もっと手軽に、写真で自分の部屋を客観視しましょう。

やり方は簡単。
ひたすらデスクの上や、部屋の写真を撮るだけです。

ただ、デスクの上はともかく家全体の写真撮影となると、それだけで30分〜1時間かかってしまいます。まずは「在宅勤務の1日」を想定して、生活導線の写真を中心に撮っていきましょう。

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私であれば、
・デスク周り
・洗面所
・キッチン
・ベット周り
が主な作業場所です。また部屋とキッチンをつなぐ「廊下」も日々通過する場所です。これらの写真を撮っていきます。
ポイントは、部屋全体を景色として撮るのではなく、1点1点のアイテムが見えるくらいの距離で撮影すること。引き出しや戸は開けた状態で撮影します。

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撮影の際に散らかりが気になっても、まずはそのままの状態で撮影をしてみて。写真撮影が終わったら、カメラロールに「自宅」フォルダを作って保管しましょう。自分が何を、どこにしまっていたかが、一覧で見られて便利です。

写真を撮影したら、チェックリストに取り組みましょう。あなたの写真は、いくつあてはまりましたか?

□定位置がなく、出しっ放しになっているモノがある
□頻繁に使うモノよりも、滅多に使わないモノが、手前に置いてある
□今月一度も使っていないモノが写っている
□その場所では使わないモノが置いてある
□行動を妨げるモノがある(どかさないと道を通れない等)
□毎日使うモノを取り出すのに、2アクション以上必要となる
(扉を空ける、ケースを引き出す、等をそれぞれ1アクションと数える)

3つ以上当てはまったら要注意です。あなたのデスクはこのような「見ているだけで忙しく感じる」状態ではありませんか?

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視界に複数種類のモノが映った状態では、脳の集中力が低下し、作業効率は著しく落ちます。

マイクロソフトリサーチの研究によると、マルチタスクにより、集中力が40%減少すると言われています(A Diary Study of Task Switching and Interruptions)。
あなたも集中している作業の最中、上司から別の仕事を頼まれて、集中が途切れてしまった経験があるのではないでしょうか。「複数のタスクを頼まれても上手に優先順位を立てられるよ」という方もいるかと思うのですが、そもそも集中している最中に別のタスクを頼ませないようにすれば、優先順位に悩むこともないのです。

デスクの上に散らかったモノは、残タスクの温床です。在宅勤務の場合、プライベート(家事や趣味、人間関係)でのやり残しが、オフィスにいる時以上に、折に触れて頭に浮かんでしまいます。作業に使わないモノは、視界に入らないようにしましょう。

1日のなかで過ごす時間が長い場所が整理されていないと、効率の悪い状態で作業をすることになります。当然、生産性はダダ下がりです。勉強机やリビングテーブルなど滞在時間の長い場所にチェックが多くついた人は、早急に整理に取り掛かりましょう。

読んで頂き、ありがとうございました!! 次回は「デフォルトをゼロにする」ルールについて、お話をしようと思います。よろしければフォローお願いします!!

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