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ドイツ旅行2014-④

随分長々と続いてしまった旅行記も今回で最後。
私も一緒に行った友人も英語ができないし、2人とも海外旅行の経験は少ないし、完全フリープランの旅であることを念頭に置いて最後まで読んでいただけたらと思う。
それでは、最終日に向けて出発!


【6日目と最終日】
最終日前日、ロココ調の内装が美しいと噂のヴィース教会を訪れるべく、我々は電車でオベラウ(オーバーアウ)という駅へ向かった。オベラウからバスに乗るはずだったのだが、バス停までの行き方が分からず、あたふたしていたら予定のバスに乗れなくなってしまった。
しかもヴィース教会行きのバス、本数がめちゃくちゃ少ない。おまけにこのオベラウという場所、失礼を承知で言うが周りに何もない。
そこで頭をよぎったのがオーバーアマガウである。そう、昨日ノイシュバンシュタイン城を訪れる際に途中で寄ったあの場所。
オーバーアマガウからもバスでヴィース教会にアクセスできたはず…!そして、ここにいるよりは確実に時間も潰せる。幸いオベラウからオーバーアマガウまでは電車で移動ができるし、目的地に少し近づける。
ということで、電車でオーバーアマガウまで移動し、そこから無事にバスに乗ってヴィース教会に辿り着くことができた。
ヴィース教会の周りは何もない「The・牧場」みたいな所だった。実際、馬とか山羊とかいたし。そして教会の外観もその中に溶け込むかのような素朴な感じ。

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ところが中に足を一歩踏み入れると、そこには外観からはおよそ想像できない、白く美しいロココ様式の空間が広がっていた。息を飲む美しさとはまさにこのこと。外界から切り離されたかのような教会の内部で、心が浄化されるような感動を味わいながら、しばしゆったりとした時間を過ごすことができた。
正直、ヴィース教会はアクセスが大変だが、それでも訪れる価値があると心から思う。

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最終日はミュンヘンの美術館へ立ち寄ったのだが、前日のヴィース教会の感動と衝撃が凄まじく、美術館の記憶はほとんど残っていない。

また、今回の旅のどこかのタイミングで、『進撃の巨人』のモデルになったと言われているネルトリンゲンにも立ち寄ったのは覚えているのだが、残念ながら写真もメモも残っておらず明確に思い出すことはできなかった。

なかなか無謀な状況ではあったが、そんなこんなで無事に旅を終えた私たち。およそ4年後に再びドイツに降り立つことになるのだが、それはまた別のお話…。
それでは、Auf Wiedersehen!

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