☆1/22開催☆ #JBUG大阪 参加レポート(後編)
昨日、前編ということで、1/22に開催されたJBUG大阪の参加レポートを書きました。今日は後編ということで、プロジェクトテーマパーク対談について書きます。
プロジェクトテーマパーク対談
プロジェクトテーマパークの製作者であるヌーラボ社の砂川さんがゲストで、事前に共有されたテーマに沿って展開する内容でした。
私も、JBUG札幌のスピンオフ企画として、合計4回(+α)開催した経験があります。めちゃくちゃ楽しいプロジェクトテーマパークを体験してもらいたい一心で、色々な方に勧めていました。
昨年、プロジェクトテーマパークについて振り返りの記事を書いたので、プロジェクトテーマパークってなに?という内容は以下の記事に任せます。
プロジェクトテーマパークを作ったきっかけ
プロジェクトテーマパークを作ったきっかけは、ヌーラボ社内にあったボードゲーム部だったとのこと。TV番組の企画が持ち上がり、ヌーラボ社としても、本気でやろう!となったんですって。(TV企画だったなんて知らなかったー)
作成段階では、ボードゲームで使うカードを自作して検討されていたんだって。(楽しそう!!)
最初は、Backlogをゲーム化する。という話であったため、ゲームの検討中に出てくるアイデアは、Backlogに偏っていたそうです。(具体的なことってゲームにしづらいんですって。)
対戦型ではなく協力型へ
タスクの取り合い等が想定でき、ゲームとして対戦型になってしまいそうで、プロジェクト管理なのか?という疑問とも戦われていたようです。
プロジェクトは対立して進めるものではなく、成果を競い合うものでもない。そんな検討が続き、協力型のボードゲームになっていた様子。
経験談(私の話)
私がボードゲームをファシリテートするときは、クライアントという設定はなく、参加メンバー全員で一つの目的(アトラクションを作り上げる)を達成する。ことだけを伝え、あとはルールの確認をする程度です。
やっぱり、今まで実施したすべての回で共通なのが、見積もり段階が一番盛り上がるということ。全員で合意形成するプロセスがこのボードゲームの醍醐味だなぁと感じます。
製作中の話やゲームの考え方について
クライアントとの関わり方
クライアントの観点としては、クライアントを倒そう!ということではなく、クライアントの信頼度を上げることで、仲間として一緒に進めることが理想(一緒の船にのっている)とのこと。(ほんとそう思う。上下関係みたいな関係は良くない)
役割カード
プロジェクトメンバーというのは、能力が様々なので、キャラクター性を持たせ、参加者に差をつけたかったとのこと。役割カードによって、ゲームのわかりやすさや楽しさが増していると思います。
例)「一番偉い人に新人の役割カードが当たる」
実際プレイするとわかるんですが、毎回違うシチュエーションが生まれるのと、個々のメンバーが役割を演じることができるのが、すっごい楽しい。
チームとしてマイナスな役割もあります(無口、トラブルメーカー)。ゲームの体験を通して、マイナスな状況をどうするのか?が学べるとのこと。(実際、無口の役割になったらめちゃくちゃ寂しいですw)
経験談(私の話)
今の所、平均プレイ時間は40分〜90分くらいかな、という感触です。
ボードゲームに慣れているチームだったら30分くらいで終わった気がします。
レベルに合わせて、ゲームのルールをカスタマイズするのが自分流です。
例えば、慣れたチームなら強くてニューゲームの発想でプレイする。慣れていないチームなら、かんたんモードの発想でプレイする。
個人的には、基本ルールはあれど、自由度の高いゲームではないかと思います。複雑なルールのボードゲームが得意じゃないからなのか、そのへんは、緩くやりたいタイプです。
盛り込めなかった話
本当はスター機能(Backlogにある)をつけたかったとのこと。しかし、スターに対する見返りを期待しちゃうという懸念があったり、費用の問題もあったりして、悩んだ結果なくなったとのこと。
逆に、最初はバーンダウンチャートは無かったんだけど、仕事っぽさがなかったので、ボードのバーンダウンチャートが出てきたそうです。
個人的には、バーンダウンチャートは、達成感という意味でとても大事な存在だと思います。
最後に
砂川さんからのメッセージ
『想像以上に楽しんでもらっていて、製作者として幸せ。ゲームは、他人事ではなく、自分ごとで熱中できる。プロジェクトテーマパークから、プロジェクトを進めることで、必要なことを発見できれば良いなと思っている。』
今回の対談を視聴して
手元にあるプロジェクトテーマパークをプレイしたくなっちゃいました。子供がもう少し大きくなったら子供の友達とも一緒に、遊びたいな。
ありがとうございます😊