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キャリアコンサルタント養成講習の振り返り【5日目】
キャリアコンサルタント養成講習受講中の加藤です。Xはこちら!
これはどんな記事か
10回に渡るキャリアコンサルタント養成講習の受講中に
・考えたこと
・気づいたこと
などを振り返る、学習記録です✍️
・キャリアコンサルタント養成講習に興味がある
・講習受講中で、ほかの受講生が考えていたことを知りたい
という人に役立つかもしれません
今回は、キャリアコンサルタント養成講習の5日目の気付きをまとめました。(いつも以上に盛り沢山です)
講習を通じて得た気づき
1. ”取調べ”のようになる面談とは何か、またその対処法
講師の先生やオブザーバーの方から
・中盤が若干取調べっぽくなっていた
・相槌の『はい、はい』が少し強めで人によっては急かされていると感じるかも(ハキハキし過ぎているかも)
とフィードバックをいただきました。
”取調べ”のような面談とは、具体的には「聞く・答えるが続く面談」とのことでした。
では「聞く・答えるが続く面談」の何がいけないのか、というと、クライアントによっては
質問責めにされていると感じる
↓
答えづらくなるリスクがある
というものでした。
相槌もこれを助長するようなものだったのでは、と捉えています。
この改善案として
①こういうことですねと受け止めをする
② ペースダウン・ゆっくり目に聞く
という点を示していただきました。
「①こういうことですねと受け止めをする」に関して:
自分の課題点「繰り返し・要約が多く、キャリアコンサルタント側の話す分量が長くなる」と、今回教えていただいた「こういうことですねと受け止めをする」の両方を踏まえて、どういう点を意識すれば良いかを先生に相談したところ、
・要点を押さえた繰り返しを行うとよい
単に言ったことを繰り返すことを指すのではなく、「私がわかったあなたはこう」「〜でこういう風に感じているということでしょうか」と挟んだ上で、問いかけること
・要約は入れ過ぎない
しかし、話の要所で要約を入れる。そうすることで、お互い思考のクールダウンができるという効果もある
というアドバイスをいただきました。
「②ペースダウン・ゆっくり目に聞くとよい」に関して:
ペーシングにもいろいろあって、同じスピードで話すだけではなく、「あえてクライアントよりも話すスピードを落とす、意図を持ったペーシング」もあると先生が仰っていました。
この意図については、
・あなたの話をしっかりとゆったりと構えてお聞きしていますよという傾聴の姿勢を示すもの
・クライアント自身の自己内省・考えて整理をする作業が、普段の相談者のスピード以上だと負荷がかかってしまう恐れもある
という点にありそうでした。
(先生が断定なさらず、私の思考を含むため、文末を曖昧な表記にしています)
次回講義のロープレ開始前に、上記を読み返してからオブザーブやキャリアコンサルタント役を行いたいと思います💪
2. クライアントにとって馴染みのある言葉を使うこと。さもないとカウンセリングが続かなくなってしまう
前回の振り返りで「1. 言葉の選び方ひとつひとつへの気配り」に関する気づきを書きました。
1. 言葉の選び方ひとつひとつへの気配り
業務経験から自己PRを引き出すお手伝いをする、というロールプレイをしました。
その際、その方のご経歴と照らし合わせて考えて、自分では一般的だと思う「攻めのバックオフィス」という表現を用いた際に、独特だと感じられることがありました。
また、転機について聞き、そこでの学びを整理するロールプレイも行いました。
その際には、クライアント役の方の将来的な目標と今の業務との間の差分についてお尋ねする際に、「今の業務で欠けていると思うところ」についてロールプレイの終盤にお聞きしました。
信頼関係をしっかり築かなければ失礼にあたる言葉遣いもあるので気を付けたいという思いと、耳慣れない言葉だからこそ新鮮で違う角度から考えられたというお話もあり、諸刃の剣だと思います。
言葉ひとつひとつを意識して使っていきたいです。
上記に関連して、講師の先生から次のフィードバックをいただきました。
・基本はクライアントが使っている言葉・誰でもわかる言葉を使う。
・ビジネス用語を使うのは望ましくない
(ただし相手と話していて、同じ温度感で話せるなら問題ない)
自分が使っていた言葉で何がこれらに当たるかすぐに思い当たらなかったので、具体を尋ねたところ、私が使っていた言葉の中から「レギュラー・イレギュラー」「上位目的」などを挙げていただきました。
クライアントからすると、知らない言葉が入り込むことで、キャリアカウンセリングを受けるのが嫌になってしまうことや、信頼関係構築という点から距離が離れてしまう恐れもあると伺い、これが理由で言葉に気をつけるべきなのか、と納得しました。
そして、前回も気をつけようと思いましたが、なぜ気をつけなければならないかを深く考えられていなかったことに気づくことができました。
余談ですが、出典こそ辿れなかったものの、「人は会話の中でわからない単語が一語でもあると、その言葉の意味を推測することに意識が向いてしまい、その単語が出てきた後の話の内容が数秒間〜しばらく入ってこない」という話をどこかで見聞きした覚えがあります。
国語や英語の読解テストのように、わからない単語が出てきても、文章が文字でいつでも読み返せるようになっていたり、それを解くことに動機・報酬があったりする場合と違って、キャリアコンサルティングは流れゆく会話であり、どこまでこの人(キャリアコンサルタント)と話そうと思うかという気持ちの部分も不確かです。
だからこそ、こうした細かい点にも気を配らなければならないのだろうと腹落ちしました。
一方で、つい知っている便利な言葉に頼ってしまう癖があるからか、「上位目的」を言い換える言葉が思い浮かばず、少し考えて「ご自身のお仕事がもとを辿ると何につながっているかへの意識」という言葉がようやく出てきました。これでは言葉選び・テンポ含めて、自然な会話にならない・・・。
この点も自分の課題だと感じました。
3. 自分の課題だとはっきり認識する前と後では、受け止めようとする姿勢が変わる
1で挙げた「ペーシング」に関しては、5回目の講師の先生に質問をした後で、他の回で別の先生も同様の内容をお話しくださっていたような記憶が蘇ってきました。
ここから、同じ内容を聞いていても、「これは自分の課題だ」と自己認識が生まれる前と後とでは、お二人それぞれの先生のご説明がいかに素晴らしくとも、こんなにも咀嚼しようとする姿勢が変わるのか、と自分を省みて少し恥ずかしくもなりました。
何度も同じことを繰り返して言うのには、ちゃんと意味があって、課題だと捕まえた後にしっかり咀嚼できるようにするのだなとも。
また、だからこそ、クライアントに対して問答を通じて(直接的・間接的に)フィードバックすること、そして自分で自分の課題に気付いてもらうことが大事なのだとも思いました。
全部で10回講習があり、今回は講習5回目の振り返りを書きました。
ほかの回の振り返りについても、こうしてnoteに書いていこうと思います。
このほかにもキャリアに役立つキャリア理論や考え方など発信しているので、noteのスキやXのフォローをしていただけるとうれしいです!
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