#偏愛編集 No.3 - GRAPEVINE

初めてGRAPEVINEのLIVEに行ったとき、田中が歌い出した瞬間、あぁこれはすごいなと思った。

CD以上（という表現が適切かどうかはわからないけれど）の演奏がそこにはあって、もっとこの音楽を知りたくなった。

伸びる声、明かされない仕掛けの言葉達、そういうものに憧れてしまう。
あんな風に歌えたら、あんな風に言葉を並べられたら、どんなに幸せだろう。
なれないけれどなりたくて、いつからか歌とギターが日課になった。なれないけれど。

初めてLIVEに行った日からはもう何年も経ち、同じツアーで複数公演・遠征は当たり前、CDは発売日に2枚以上（必ず違う店で予約）、LIVEでの音源と違う歌い回しを完璧に覚えてコピーする…などの少々常軌を逸するようなエピソードも増えてきたところ。

世の中にたくさん音楽がある中で自分の心にぴたっとはまるものが見つけられたのはすごくラッキーだし、それがGRAPEVINEでよかったなぁと思います。