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第5回タカテツこども哲学レポ!

なんと、第5回目を迎えました!嬉しい!
今回は1年生5人が集まってくれました。ファシリテーターは、ほりほりに加え、みつまめさんとミイネコさんです。

今日の問いは、Eテレの番組「Q」の中から、こどもたちに選んでもらい、4つのテーマで話をしました。

今日こどもたちに選ばれた4つのテーマ


「なんで、べんきょう しなきゃいけないの?」

・大人になって困るから。
→なんで困るの?どんな時?
→会社に行って、わからなくなっちゃうと怒られるから。
→結婚して子どもができたときに、その子どもに教えることができないと困るから。
・ほかの人がわかるのに、自分だけわからないと恥ずかしいから。
→じゃあ、みんながわからなかったら、いいの?
→いい。みんながわからないってことは、世界中の人がわからないってことだから。恥ずかしくない。
→だから、勉強はしなくてもいい。
→でも、勉強したい人もいると思うから、そういう人はすればいいと思う。

・勉強は楽しいって思う時、ある?
→ある、わかると楽しい。どんどんレベルを上げないといけないと思う。

・勉強って、なんだろう。
→名前のない勉強はある?
→「こくご」や「さんすう」という名前がないけど、学校でやるのは。。
→身体測定。
→これは勉強?
→健康の勉強だと思う。
・じゃあ、「鬼滅の刃」の漫画を読んで知らないことを知るのは勉強だと思う?煉獄さんの技を覚えて、言えるのは?
→それは、覚える勉強かも。
・さっき「ミイネコさん」って名前を読んでくれたけど、これはなんで読めたの?勉強したってこと?
→カタカナを知っているから。小学校に入る前から読めた。
→じゃあ漫画の字を読めるのも、勉強したから?
→漫画の絵を見てるだけじゃなくて、字も読んだほうが、「おもしろい」って思う?
→字も読まないと、なんのことかよくわからない。
→でも、字を読んで知らない言葉が出てくると意味がわからない。

・なんで、赤ちゃんは、お母さんの言ったことがわかるのか?
→絵本とかを読んであげてるから、わかるんだと思う。
→それは赤ちゃんも勉強してるってこと?
→赤ちゃんは、みんなのやってることを見ていて、自分もやりたいなあ、と思うことをまねしてやる。
→だから、やっちゃいいけないことも、まねしてやる。
→お姉ちゃんとかを見てて、自分もできると思って、自分からやっている。

「ともだちは たくさんいたほうがいい?」


・友だちがいないと寂しいから、友だちはいたほうがいい。
・友だちがいないと、自分も成長できない。
・友だちが多くないと、いつも遊んでる人が休んだ時に、遊ぶ人がいなくなっちゃう。
→だから友だちは、たくさんいたほうがいい。
→クラスの30人は全員が友だち。

「ウソをつくのは悪いこと?」


・悪いことだと思う。
→いいウソはある?
→ある、「言わないでね」と約束したけど、言ったほうがいい時。
→ある、サプライズでプレゼントをあげるとき。
→でも、本当はプレゼントがないのに、あるとウソを言われたら、嫌な気持ち。
・自分がウソをつくときも、言った後嫌な気持ちになる。

「なんでお母さんはお化粧をするの?」


・女性だから
→男の人でもお化粧する。
→かっこよく見せたいから。
・バレエの発表会の時は、こどもでもお化粧をする。
→目立たせるため。きれいに見せるため。
・好きな人に好かれたいから、お化粧するんだと思う。
→年をとったらお化粧しなくなると思う。
→年を取ってお化粧してるとしていても、よくわからない。
→年齢を隠すためにお化粧するんじゃないの?
→年をとってもお化粧する人はいる。

まとめ


「なんで勉強しなきゃいけないの?」が一番盛り上がりました。またやってみたいテーマです。大人になって恥ずかしくないように勉強するという動機に、個人的には??でしたので、もう少し掘り下げたかったです。また、勉強、学ぶ、という関連で赤ちゃんの学びについて、子どもたちから問いが生まれたことが嬉しかったです。
「ともだちはたくさんいたほうがいい?」については、集まってくれた1年生は、恵まれた人間関係らしく、友だち関係で悩んだりした経験がまだ無いようで、「ともだちは多い方がいい」という意見は全員一致でした。
「ウソをつくのは悪いこと?」も全員一致で「悪いこと!」となりましたが、いいウソの例や、自分がウソをついてしまった時の気持ちなどに話が広がって、ウソをついた時の嫌な気持ちが場に浸透してしまった感じで、最終的に空気がどんよりして終わりました。
「なんでお母さんはお化粧をするの?」では、子どもの素朴な意見が出てきて、こどもは大人のことをよく観察しているなあと感心しました。
全体を通して、やはり流れが速くなってしまったので、次回は手を挙げている子をセーブしつつ、なるべくゆったりした対話を目指したいです。
また次回、よろしくお願いいたします。


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