見出し画像

第4回タカテツこども哲学レポ!

今回は、まん防中ということで、あまりお声掛けはせずに、1年生2人、2年生1人、4年生1人の計4人で行いました。


てつがくおしゃべりカードの中から4枚を選び、4つのテーマで対話をしました。

画像2

「何も開けられなくてもカギはカギ?」


・それは、カギじゃないと思う。開けられないから。
・開けられないカギはない。
・開けられないものは、カギとはいわない。
・そこは開けられなくても、どこかに開けられるものがあるかも?
・算数の問題がわからなくて、ずっと考えて、解き方がわかったとき、カギが、はまった感じがする、みんなはどう?
→?
・ひとと心が通じたとき、カギが開いたと思う、みんなはどう?
→?
・昔住んでた家のカギをまだ持っている。もう使わないけど、なんでまだ持ってるんだと思う?
→思い出があるから捨てられないから?
・例えば、100個のカギがあって、どのカギかわからないとき、どうする?
→大事に取っておく。
→捨てる。
→開くかどうか試す。


「木と葉っぱはお友だち?」


・友だちだと思う。木と葉っぱはくっついてるから。冬に葉っぱが落ちたら、離れちゃうから友だちじゃなくなる。
→でも春になったら、また新しい葉っぱが出てきて、友だちになれる。
→葉っぱが下に落ちた時も、木からはまだ見えてるから、まだ友だちかも。
・離れると友だちじゃなくなるの?それは人間も同じ?
→そうだと思う、離れ離れになったら、お別れ。引っ越した時とか。
→でも違う小学校になっても、また会えるから、友だちは続いてると思う。
・じゃあ、いつ友だちじゃなくなるのかな?
→年取って、その人のことを忘れちゃったら友だちじゃなくなる。
→木も、切られたりしたら、葉っぱとは友だちじゃなくなる。
・友だちが死んじゃったら、友だちじゃなくなるのかな?
→でも、死んじゃっても、思い出は残るから、まだ友だちかな?
→自分は忘れても、友だちが覚えてればまだ友だちと言えると思う。


「強い草ってどんな草?」


・何年も生きてると、弱くなると思う。はじめはピンと立って強い草だと思う。
→草ははじめから強いのかな?
→はじめは弱いと思う。
・草にも色々種類があって、大きい草もある。
・学校で、草むしりをやった時になかなか抜けない草がある。それは強い草?
→なかなか抜けないのは、強いと思う。頑張って、人間に抜かれないようにしている。
→根っこがあって、抜けない草は強い草。
・じゃあすぐ抜けちゃう草は、弱い草?
→人間に抜かれてみようかな~、と思ってる草、抜かれたら楽しいかなと思ってるかも。
・カードの絵に描かれてるのは、石が草に乗っている絵。この草は頑張ってると思う。
→石が落ちたらかわいそうだから、石のために、この草は頑張っている。

「どんなものにも、オモテとウラがある?」


・ある。洋服のオモテとウラとか。
→じゃあ、ボールには?
→ボールにはないかも。
・オモテとウラがあるものと、ないものがあると思う。
・洋服のオモテはどのこと?
→おなか側。背中がウラ。
→背中は後ろ?
→洋服のウラは中側のこと。
・水や飲み物にウラとオモテはある?
→ある。表面の見えてるところがオモテ。
・地球にはオモテとウラはある?
→ある。人によってウラとオモテが違う、いる場所によって。
→その人がいる所による、見ている向きによる。

第4回感想


まとめ


今回は、人数が少ないこともあってか、落ち着いて対話ができたように感じました。
テーマも4つに絞り、沈黙の時も考えている時間が多かったように思います。

個人的には、すぐ抜けちゃう草は、「抜かれてもいいかな~」と思ってるかも、という意見が面白かったです。すごい発想!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?