集団に上手くついていくコツ

状況判断・情報の得方

例えば実走のレースで前方でアタックがかかってるのに気がつかないなんて事はまずないと思います。

しかしながらzwiftレースでアタックがかかっているのに気がつかないって事はけっこうあります。

zwiftでは、レース画面等から情報を得て状況判断しなくてはなりません。ここに、慣れとコツがある為、実レースでめちゃ早い人がzwiftの初レースで苦戦する理由の一つだと思います。

今回はレース中に何を見ているかを紹介したいと思います。

1.集団の形

これは実レースと同じです。

集団が横に広がって前が詰まっている時はペースが緩んでいる。ペダルを緩めても良い状態です。

反対に集団が一列棒状にの伸びている時はペースが上がっているので早めに前方に上がれるように踏む必要があります。

また、横に広がって緩んでいる状態から、前方で抜け出しがあると、そのあとほぼ間違いなくペースが上がります。ペース上がらないでくれと願っでも打ち砕かれるので、早めに対処が必要です。集団の後方にいると、前方でペースアップして後方でペースが上がるまでに少しタイムラグがあります。これはただ、遅れているだけなので、その後猛烈にキツくなる・ちぎれる可能性があるので、前方アタック→すぐ反応が正解です。

2.画面右側の倍率表示

これは基本だと思いますが、だいたい集団がどれくらいで踏んでいるのかが分かります。巡航時にみんなが3倍なら、3倍程度でペーシングが必要ですし、上りに入って5倍以上でアタックがかかっているなら、それに追従する必要があります。

8倍以上だと表示が赤くなるので、赤色を見たらアタックがかかったと判断できます。8倍以下でこっそりアタックや、わざと一瞬8倍以上で踏んでアタックと見せかけらといった駆け引きにも利用できます。

3.速度

ワットだけ見て、速度は見ていないという人も案外多いのではないでしょうか?

速度からどれくらいのドラフティング効果が得られるかとか、速度が緩んでいたらアタックを警戒とか、下り切って速度が落ちるまでは出力を落としていいとか…いろんな情報が得られます。

また、別記事で解説したいと思います。

4.高低差マップ

出場するレースで実力が抜きん出ている場合は、高低差など気にせずとも、その場の状況に対応してけば良いかも知れません。

しかしながら、格上レースで着いて行くには高低差をおさえる事は必須だと思います。

zwiftのレースではほぼ100%上りでペースが上がる・アタックがかかります。ここに食らいつくためには、予め上りの位置を把握しておいて、登りとアタックに備える・先手を打つ必要があります。

私の場合はzwift powerのイベントページをiPadで横に置いています。

画像1

上りがある距離とゴール前の高低差は事前に見ておきます。上りの持続時間はAの場合、100m5分弱程度でザックリイメージしておきます。

レース画面右上にも高低差は出てくるので、それでも見る事はできますが、コースによって縮尺も違い見難いのでこのように対応しています。

NYのLaguardia Loop 等の短い周回コースの場合は、zwiftコンパニオンのマップで登り開始位置を覚えて見ていた方が、正確に位置を把握出来るかもしれません。

5.集団内の位置と相対速度

集団内で前方にいるか後方にいるかは誰もが見ていると思いますが、それより集団内で相対速度がどうなっているかを見る事がより重要だと思っています。

集団内での相対速度は当たり前ですが以下3つの状態に分けられます。

1.同ペース・ポジションキープ

2.遅れている・ポジションを下げている

3.集団より早い・ポジションを上げている

集団の真ん中くらいにいる場合でも、2の場合は遅れ始めているので、早めに速度を上げなくてはいけません。

逆に3の場合は、このままいくと集団最善列に出てしまうので、早めに出力をおさえる必要があります。

集団での位置だけでなく、集団内での速度も気にするようになると、より集団内で安定したポジションをキープできます。

さらに、登りに入る時にうまく3のポジションを上げている状態で入って有利に進めるといったテクニックもあります。これも別項で書きたいと思います。

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