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オリンピックの銀メダリストを見て思うこと

■はじめに

 こんにちは、花倉みだれです。
 オリンピック、時差なく見れるのはいいですね。家にいてテレビつけると見てしまいます。
 そんなご時世なのでつれづれなるままに書いていこうかなという普通のブログっぽい記事になる予定です。

■銀メダルで悔しがる選手を見て思うこと

 直近だと、レスリングの文田健一郎さんが猛烈に銀メダルで悔しがっていたのが印象的です。

 ふがいないなんてとんでもない! 素晴らしい快挙じゃないか!!

 と本心から思います。多くの方の声も基本的にそういう方向なのかな、と思います。
 スポーツ選手に向けた誹謗中傷が~みたいな話も話題ではありますけど、メディア以外のそういう声も可視化されているのは良いことのようにも思いますね。
「●●王国ニッポン失墜! 凋落の銀!!」 みたいな見出しのスポーツ新聞とテレビかごくごく身内の励まししか見えない……みたいな時代も多分あったんでしょうしね。

 ただ、この「銀(ないし銅)」で悔しがる気持ち、小学生の頃とかよりはわかるような気もするので、その点さっくり書いていこうかなと思います。

■オリンピックの銀メダル=その時点の世界2位とは必ずしも言い切れない競技があること

 各競技の事情、運営の都合、スケジュールの問題等色々あるのかとは思いますが、こういう悔しがり方をする選手が多い競技として印象深いレスリングや柔道は、同階級を代表して国から一人が選出されていますよね。

「〇〇王国」なんて言葉があることからもわかる通り、各競技得意とする国というのはあります。日本で言えばそれこそ柔道なんかはそのカテゴリーでしょう。

 その場合「世界1~3位の実力者はその国にいるが、オリンピックに出てくる人は1人」みたいなケースがありうるんですよね。

 各国代表が文句なくその国のトップ選手だと信頼した場合、1位は間違いなく世界一だと言っていいわけですが「オリンピックで2位=その時点で世界で2番目に強い」とは言い切れない可能性が出てきます。

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会議室の背景(https://www.pixiv.net/artworks/71463803)

 そういう中では「1位」か「そうじゃないか」というモチベーションや認識になってしまうのももしかしらた仕方ないのかもしれないなぁ……と思うのです。

■2位じゃダメなんでしょうか

 その場にいない選手のことを考慮して1位以外の表彰台の価値を軽んじろなんてことを言いたいわけではないのです。

 基本的に間違いなく世界トップの人たちが集まる競技会でしっかり実力出せてその場でトップ3に入れたらなら誇ってほしいな、とただの一般市民としては思います。

 一方で、高みの人には高みの人にしか見えていない世界というものがあるはずです。

「2位じゃダメなんです。申し訳ない。不甲斐ない」

 というようなコメントを残す方がいたとして「2位じゃダメとか何偉そうに言ってるんだ! もっと下はたくさんいるんだ。立派じゃねーか!」

 と言ってしまうのは、もしかしたら共感や理解で不十分なのかもしれないなぁ……と思うところがあります。

 我々凡人にはなかなか理解できることでもないのかもしれませんが、励ますなら励ますなりに、レベルの高い人にしっかり寄り添って励ますようなコメントを残せるといいなぁと思うところです。

 これはべつにスポーツに限らず、あらゆる職種業界の方に対しても共通できる心得かなと思います。
 自分が見えていない世界について苦悩されているのであれば、見えない中での基準であれコレ言うのはなるべく回避していきたいところですね。 

 例えば、私はゲームを作って販売していますが、私の100倍、200倍、500倍、1000倍以上稼ぐような方が売り上げが少ないとスクショ付きで嘆いていたり、私の∞倍高い評価をもらっておきながら「評価が低い」と嘆いていたりするのを見かけると「そのレベルで何を嘆いているんだ……。十分すごいじゃん。胸を張れよ」と正直思ってしまうことはこれまでなかったわけではありません。
 ただそれこそ、作ってるもの、見えてる世界、人としてのステージが違う「天上人の悩み」なのだという前提に立てば「お前程度に理解できる話ではないのに何同列に共感しようとしてるんだ腹立つ」みたいになるのだと思いますし、下手に励ますのが悪手だということがわかりますよねぇ。

「評価が低い」と嘆くこともできない状況(null)なので、よろしかったら★1でも2でもレビューいれてもらえると喜びます(笑)(CM)

 外野が「2位じゃダメ」だって言うことを押し付けるのは論外だと思いますが、本人が「2位じゃダメ」って言っているなら、それはそれとして尊重してあげられるといいですね。自分の立ち位置がどこであったとしても!

■終わりに

 って言って思いながら、それでも結構やってしまいがちなので本当に難しいですね。納品のあったものに対して「これでいいじゃん」と発注した自分はゴー出したくなるものの、当の本人はクオリティに満足してなくて描き直したがってたりとか、そういう。気をつけていきたいところです。

 オリンピックに関しては、ある程度消化スピードが担保されている競技だと1つの国ごと3名以上エントリーできて表彰台独占! とかができるわけで、全部の競技でトップレベルの国は3人以上エントリーできるようになればいいのにな~とただのわがまま視聴者としては結構長いこと思っていたりします。

 色々難しいのはお察しするので、ただの戯言なんですけどね。

 色々な逆風があるかとは思いますが、このままなんとか完走して、色々な矛先が選手に向かずにいってくれればいいなぁとぼんやり楽しみに見ています。

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