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初プロジェクトマネージャー経験から学んだこと

こんにちは!フロントエンドエンジニアの藤野です。
最近はポケモンユナイトやってます。エリート寸前ハイパーマンです。

自分の備忘録として、そして初めてのプロジェクトマネージャー(以後PjM)に挑む誰かのためのになったらいいなという思いで記事にしました。

結論から言うと、PjMとして最低限必要になるのは下準備周りを巻き込む力であると今回の経験から学びました。

挑戦のきっかけ

入社から1年半の間はフロントエンド開発メンバとして開発のみに専念していましたが、自分の幅を広げたいという思いからPjMに挑戦したいと密かに考えるようになりました。

PX面談(※)時に「小規模のPjMに挑戦してみたい」と言ってみたところ「素晴らしいじゃないですか!やっちゃいましょう!」と背中を押してもらいました。私にとっては、上司でも開発部でもない方に応援されたのが大きかった気がします。笑
その1ヶ月後、運良くちょうどよさげな規模の施策にFEエンジニアとしてアサインされたので、PjMも兼務したいと手を挙げました。外部APIとの連携プロジェクトでした。

※PX面談・・・PX & Culture チーム マネージャーとの面談が4半期に一度あり、最近の仕事は楽しい?今後やりたいことがあったら教えて!とカジュアルに話せる面談です。PXとは People Experience を意味します。

気になる方はこちらの記事を読んでみてください!

プロジェクトの規模感と下準備

これまでの施策と同様に進めようとした結果ですが、スクラム開発で進めました。また、自分としては「全員が仕事しやすい環境作りをすることで、楽しく進められるようにしたい」という思いがあり、プロジェクトキックオフとは別枠で、開発者キックオフから始めさせてもらいました。

開発者キックオフでは以下を行いました。

・ミーティング(以後MTG)、ふりかえりのJIRAテンプレートの共有
・メンバが関わる並行プロジェクトのスケジュール確認
・稼働可能日(祝日や有給予定日など見積もり時に忘れられがち)
・メンバが苦に思わないMTG頻度の確認
・バックログのチケットの切り方、管理の仕方を相談
・見積もり(ガントチャートへの記入)依頼

コミュニケーションを密に取ることが大切なスクラム開発なので、必要な時に都度確認することは優先しましたが、定期MTGは必要最低限に絞ることで個人が集中して力を発揮しやすいよう仕組みにしました。不満があった時は週次ふりかえりで伝えてもらえてありがたかったです。笑

見積もり自体は厳密にしすぎず、レビューや外部との仕様検討によっていくらか工数がかかる可能性があることも見越して見積もりました。日数がかかる根拠を明示するのも役割なので、事前にリスクを洗い出してリリース日を決定し、2ヶ月のプロジェクトになりました。

JIRAに関してはPjMとして自分が知りたいことを明確にし、記入する人に迷いを与えないようにしました。MTG前の資料準備に時間がかからないように気にした点です。
知りたいこと(= PjMが知るべきこと)に関しては上司にも相談し、施策を進めるうえで何が課題になりやすい点などのアドバイスもいただきました。プロダクトオーナーにもプロジェクト進行時に知りたい情報は何かを共有してもらいました。初心者っぽく、いろんな人に話を聞いてました。

結合テスト日やQA日を仮決めして依頼を早めに出しておくことで、リリース前の調整で慌ただしくならないようにキックオフ段階で日程共有していました。仕様書の作成も早い段階から着手して大まかな作業量を共有し、何時間程度で終わるかを掴んでもらっていました。協力者への依頼は早めに、と強く意識していました。

ガントチャートはお世話になった上司が残した資料を元に、各タスクの進捗が明確になるよう作成しました。個人的には、この資料が一番プロジェクトの進捗確認しやすいです。

さて、これで上手くいくかというと難しいとも思っています。ただ、下準備をすることで定期的な無駄が省けたり、リリース前に慌てるリスクを軽減することはできると考えています。

怖いくらい順調に進んだ開発

予想外に上手く進みすぎてしまい、開発は予定より前倒して進みました。
各メンバで他にも抱えている施策はあったので良いことではあったのですが、進捗報告してはプロダクトオーナーや上司からお褒めの言葉をいただくたびに「メンバが優秀なだけな気もするし、(PjMとしての)私は必要なんだろうか?」と首を傾げていました。

毎週の振り返りでフロント側の成果物を共有してデザインチェックはこまめに入っており、API繋ぎ込みの部分はバックエンド側でモックデータを早い段階で作成してくれたのもあって、開発はスムーズに進んでいました。

想定外のトラブルも発生した

諸々の事情があり、外部との仕様検討が進まなくなるトラブルが発生しました。この時期はかなり困ったのですが、早めに対応を切り替える判断をし、別対応にかかる工数をバックエンドエンジニアにすぐ出してもらって外部の要求をほぼ飲む形で進めてもらいました。
エンジニアの優秀さにかなり救われた部分ですし、ここでもプロジェクトメンバに相談して推し進めることができました。

外部との仕様検討でいくらか工数がかかるかも、という見積もりはあったものの、想定外のトラブルであったため、勉強になりました。

無事にリリース🎉

直前に外部の方のお手伝いをするなどの緊急タスクは発生したものの、無事に予定日ぴったりにリリースすることができました。
プロジェクト全体としては稼働率も高くなく、気持ち的にも余裕を持って楽しめました。トラブルが起こった時は一時的にバタつきましたが、多くの方に助けてもらった結果、プロジェクトとして成功しました。

まとめ

PjMとしての自分は必要だろうか?と感じてしまうほど順調に進んだプロジェクトでしたが、トラブルが発生した時に自分の存在意義を感じ、困った反面でやりがいを感じていました。笑

冒頭に記載した通り、ここで伝えたかったことは以下の2点です。

・事前に準備が大事
・準備したうえで周りを巻き込もう

PjMとして大事なことは、メンバが最大限にパフォーマンスを発揮できる環境を作り、地味で面倒な作業は巻き取ることだと思っています。
たった1回の成功だけで語れることではないのですが、今回の経験は非常に勉強になりましたし、今後も生かしていきたいと思います。

最後に

スペースマーケットではエンジニアを大募集しています!
自分のように、小さな規模から新しいことに挑戦したいと感じた時はどんどん任せてもらえる環境です。一緒に楽しく仕事したい方、ぜひカジュアルな面談からでもご連絡ください〜!


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