災害ボランティア2日目

色々もどかしい思いが芽生えました。

今日はトレイルランを普段しているという男性がリーダーになってくれて、後はたまたま出会えた昨日一緒にボランティアした地元のお母さんと一緒にお宅に向かいました。

女性は軽く拭き掃除、という話でしたが、本当は家主さんに話をじっくり聞いたり中にお邪魔させていただいたりする中で、必要な作業が見えてきました。家主さんと会話をさせていただき、許可をもらいながらやれるところをやらせてもらったけど、実はもっと人がいてもいい、むしろ足りないという状況に。改めてボランティアセンターに電話を入れてもらい、敢えて女性で呼べる方を派遣していただき作業効率は倍以上に!合流してくれた皆さんも本当にいい方達で…ボランティア2日目ながら、家主さんとコミュニケーションを先に取っていたのもあって、若手の私の方から「こうしましょう」とお願いさせてもらっても快く一緒に作業してくださいました。

町のボランティアは依頼に対して余ってしまうくらいだったりする現状だけど、本当はそうではなくて色々問題がある、追いつけていないところがあると思っています。どこまで頼んでいいか分からない、そもそも依頼することをためらう、気をつかってしまう…依頼主の本当のニーズ、問題を拾いきれない。

感じたのはやはり、私ももちろん、ボランティアのほとんど全員が、被災者の方の迷惑にはならない、気持ちに寄り添いたい、どんな作業も嫌な顔しないでやりきる、という覚悟で来ているから、もっと頼っていいんだよ、頼ってほしいよって思いました。

今日の依頼主さんも、「これは後からやるからいいんだ」と最初は話していたけど、「今日は人手があって夕方まで居られるから、やれそうなところは相談させてもらいながらやってもいいですか?」とコミュニケーションを取っていくと徐々に、本当はどうしたいのか話してくださるようになって、結果夕方まで色々進めさせてもらいました。

お宅が被災するのが初めてだったり、泥まみれになるのが初めてだったり、衛生上も1日でも早く細かいところまで除去したほうがいいこと、濡れたものを置いておいてしまうとあとから匂いが出てきたりしてしまうから今のうちに、などのことも踏まえつつなるべく丁寧に話していくと納得してくれた瞬間も多くあったので、本人もどんな片付けをしたらいいのか分からないまま依頼をしている状況もある。

マッチングの問題は多分他にも起きているだろうと容易に思えるので、残りのボランティア受け入れ期間、少しでも上記が解消されていくといいなって思います。特に、ご年配の方のお宅が来月まで片付かないで放置されてしまうと、誰も気づけなくなる気がします。

明日は悪天候でボランティア受付がなくなってしまったので、予定は未定です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?