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法学編入試験対策 法と道徳


1.はじめに

 法学編入講義で最初に触れる必ず最初に触れるテーマが「法と道徳」です。詳細な解説は講義内で行いますが、この記事では、最低限おさえるべき法と道徳の違いについてまとめます。

2.法と道徳の違い

 法と道徳は、異なる規範であり、その違いは以下のように説明されます。法は外部の行動に対して規律を与えるために存在し、道徳は内面的な心に対して規律を与えるために存在します。
 また、法には強制力があり、守らない場合には罰則が科されますが、道徳には強制力はありません。
 法には行動規範と裁判規範があり、行動規範は国民の行動に影響を与えますが、裁判では適用されません。

【キーワード】
 法 ・・・外部の行動、強制力あり、行動規範・裁判規範
 道徳・・・内面的な心、強制力なし、裁判では適用されず

3.訓示規定と効力規定

 また、「法と道徳」を論じる場合には、道徳が法の中にどのように反映されているのかを検討する上で、訓示規定・効力規定についても論じることが考えられます。

 法律の規定には訓示規定と効力規定があり、訓示規定は裁判で強制力を持たず、効力規定は裁判で強制力を持ちます。このような違いがあるため、法の規制が効力規定なのか訓示規定なのかを調べることが重要です。
 さらに、効力規定と訓示規定を調べることで、どのような行為が規制されるのかや違反した場合の制裁についても理解できます。法の強制力に頼るべきであり、自力で復讐することは避けるべきです。

 また、訓示規定を道徳の観点から考えることも興味深いです。訓示規定は個人の価値観や倫理によって解釈されることがあり、道徳や倫理を考える際には参考になるかもしれません。

4.最後に

 以上の知識をインプットしたら、次は上記知識を論文の形にする(アウトプット)ことが重油です。

 法学論文の成績を向上させるためには、講師の添削を受けることをおススメします。講師の添削は、学生が自身の文章を客観的に評価し、改善するための貴重な手段となります。論文を書いたときに自分で採点することもできますが、自己満足の結果になってしまうことは避けがたい点があります。

 法学講師の専門知識と経験を通じて、論文の論理的な構成や論証のクオリティ、文法やスタイルの問題点などを指摘を受けることが重要だといえるでしょう。


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