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私とネオロマンス

わたしの初めてのネオロマンスは「遙かなる時空の中で2」だった。 話が面白い、そしてわたしが好きそうという見立てで、PS2版の遙か2を友達が貸してくれたのだ。 偶然にも作中の花梨ちゃんと同じ、高校1年生の冬のことだった。 出会ったころの思い出1周目を始めたとき、わたしは遙か2をいわゆる「乙女ゲーム」というジャンルのものだと思っていて、最初から攻略対象を狙ってプレイしていくものと信じて疑っていなかった。 だって友達は「たぶん難しいから」とご丁寧に攻略本まで貸してくれたし、

    • 「光る君へ」雑感〜31、32回

      「源氏物語は卑猥な話なんだと思っていた」と母に言われて驚いた娘です、ごきげんよう。 母は、毎回しっかりではないけれど、たまに「光る君へ」を見てくれて感想を話してくれる。大変貴重な視聴仲間である。 職場ではいろんな人とこれまで何度も「⚪︎⚪︎見てます?」「すみません見てないです……」といったやりとりをしてきた。もちろん日頃世間で話題のドラマを見ていないのはわたしのほうです。 ついにわたしも「⚪︎⚪︎見てます?」側に立てたかと思いきや、今のところ今年のNHK大河ドラマを見て

      • 「光る君へ」雑感〜第30回まで

        全何回の放送なんだかさくっと検索してみたけど、どうやら公開されていないようである。 でもさあ、大河ドラマって1月から始まって遅くとも12月には終わるではないの。 月日的にも回数的にもとうに半分は過ぎてるんじゃないか。 すごい!こんなに視聴続いてるわたしすごい! ちょっとずつ録画で追いかけながらだけど見れてるすごい! もちろん飽きずに見続けられているのは「光る君へ」がとてもおもしろい作品ゆえに他ならない。 ふと思い立ち雑感をまとめようと思うが、当然第30回までのネタバレ

        • 「会話が苦手」というもったいない勘違い:『聞く習慣』感想

          私は人と話すのが苦手だ。そう思っていた。 最近、私と同じく人との会話に苦手意識のある職場の後輩と「誰とも話さずできる仕事ってないかな〜」「工場勤務とかですかね」という話で小さく盛り上がった。 円滑に業務を進めるためには多数の人とのコミュニケーションできちんと意思疎通を図ることが大切だ。そこもまあ難しいところだが、私の場合それ以上に、業務に必要のなさそうな当たり障りのない雑談が苦手である。 しかしこのたび、いしかわゆきさんの『聞く習慣』を読んで、自分がどうやら勘違いをして

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