【思考日記】隠れ記念日旅行

もう2か月以上前の話だけれど、5月17日と18日は、レンタカーを借りてプチ旅行を決行した。GWは混むし宿泊費も高いから、彼には有休を取ってもらって、車で2時間ほどの場所にある支笏湖旅行を企てた。
GWはどこも旅行しなかったからというのは口実で、実は、5月13日で同棲一周年を迎えたので、その記念にどこか旅行して思い出を作りたいというのが本音だった。
しかし、今年のホワイトデー事件の記事を読んだ人は承知だろうが、彼は、ロマンもクソもない男で、そんなことを言おうものなら、チベットスナギツネの如き目をしてくるので、これは内緒。胸の内で隠れ記念日旅行として決行した。

レイクビューを楽しめる温泉街で、素晴らしいお値段に息を呑んで宿泊先を探す中、「雨ノ日と夕やけ」というジェラート屋の小さなお宿を発見した。
温泉はないけど、部屋にはジャグジーがあるし、徒歩5分ほどの場所にある支笏湖第一寶亭留 翠山亭の大浴場は無料で入り放題。大浴場は一人ひとりになるから嫌だという彼とでも、ジャグジーがあるから楽しめそうなので、朝夕食事付きで泊まることにした。

この日、私は8ヶ月ぶりの運転で至極緊張していた。彼はそもそも運転免許を持っていないので、ハンドルを握るのは私のみ。大切な人の命を託されるので、1週間前からイメトレをして、画像検索をしてアクセルとブレーキの位置を確認したり、教習所で教えてもらった注意点へ記憶を辿ってみたり、どうか事故りませんようにと、天で見守ってくれているであろうおばあちゃんたちに合掌したりした。