目耳口_今月の美味しい情報

目・耳・口<今月の”美味しい”情報>

▼〔春の味覚〕

佐賀市でホワイトアスパラガスの出荷が始まり、人気を集めている。グリーンアスパラガスは春と夏に収穫なのに対し、ホワイトアスパラガスの収穫は春だけ。佐賀市では特に太さがあるものを『白い宝石』と名付け、化粧箱に入れて販売(4月上旬まで)。

新鮮なホワイトアスパラガスは、シンプルに塩茹やソテーにすると、独特の甘みが口に広がる。茹で汁を使ったリゾットもおすすめ。ホワイトアスパラガスの本場・ヨーロッパでは、春を告げる野菜と言われている。この時期にぜひ味わいたい一品だ。2Lサイズ800グラム、3240円(税込)。

(問い合わせ先・JAさが直営 さが風土館季楽直販本店 ☎0120・894・151)

▼〔パーティーの一品〕

お祝い事の多いこの時期。手土産におすすめしたいのが、神戸市の「ベニマン」が販売する『ワインバスケット 砂糖無添加5種セット』(3500円+税)だ。バスケットの中に、ワインにぴったりのドライフルーツ(イチジク、枝付きブドウ、プラム、バナナ、デーツ)が美しく盛り合わせてあり、食卓を華やかにしてくれる。

同店は大正元(1912)年に贈答専門果物店として創業し、昭和58(1983)年に神戸で初のフルーツパーラーを開いた。その老舗が厳選した砂糖不使用のドライフルーツは、どれも甘みが上品で、果実の味わいを楽しめる。カットしてヨーグルトやアイスクリームと一緒に食べても美味しい。

(問い合わせ先・ベニマン ☎078・325・5452)

▼〔名古屋名物とコラボ〕

名古屋市に本社を置く「浜乙女」は海苔やふりかけで有名な老舗食品メーカー。最近は、名古屋の名物グルメとコラボしたふりかけを次々と開発している。現在発売中なのが、『赤から鍋風味ふりかけ』だ。「赤から鍋」は、名古屋赤味噌と唐辛子で、ホルモンや鳥つくね、野菜を煮込んだもの。若者を中心に大人気で、鍋を提供する「赤から」は全国に店舗を展開している。

同店の監修で開発したふりかけは、鍋の味を再現。ピリッとした辛さを、味噌のコクのある甘みでまろやかにまとめている。辛みと甘みのバランスがちょうどよく、ホカホカのご飯にぴったり。「やみつきの旨さ」だ。26グラム入り袋10セットで1404円(税込)。

(問い合わせ先・浜乙女お客様相談室 ☎0120・147・178)

▼〔華やかなジェラート〕

イチゴの生産量日本一を誇る栃木県。中でも有名なのは「とちおとめ」だろう。

宇都宮市の「ジェラート マスモ」では、完熟のとちおとめを使用したジェラートが人気だ。『カリーナ6点セット』(3190円、税込)は、『いちごミルク』や『いちごソルベ』など多彩なイチゴのジェラートが楽しめる。とちおとめの果肉がたっぷりとトッピングされ、飾り付けられたクッキーやパイ生地も華やか。一つひとつが可愛らしく、食べる楽しみがふくらむ。イチゴの他にも、ピスタチオ、濃厚なチョコレートケーキのブラウニー味などが詰め合わされている。ジェラートに使用する牛乳は100パーセント栃木県産。材料にこだわり、ジェラートの美味しさを追求している。

(問い合わせ先・ジェラート マスモ)

▼〔耳が痛くないマスク〕

マスクを長時間装着している時、ゴムをかけた耳の痛みに悩む人は少なくない。佐賀県杵島郡白石町の有限会社ジーンスレッドが企画製造する『ナノプラチナデイマスク』はその悩みを解消。耳にかけるゴムの代わりに、長さ調整が出来るバンドを後頭部もしくはうなじに固定する。フィット感に優れているが、タイトではない。同社の森本益生代表取締役は「ダンスウェア製造で培われた立体縫製技術を活かしました」と語る。

成人の鼻・口・顎・頬をしっかりとカバーできるサイズ感で、化粧品成分を含む内側の生地には保湿効果があり“ながらスキンケア”も期待できる。色は白・黒・紺・グレーの4色。価格は6800円(税込)で、インターネット通販サイト・Amazonで購入可能。現在は品切れ中だが、4月上旬には入荷の見込み。

(問い合わせ先・ジーンスレッド ☎0954・65・3959)

▼〔京都市美がリボーン〕

 開館から87年。3月21日、京都市美術館が改装工事を終え、京都市京セラ美術館という通称を得てリニューアルオープン。現代アートをテーマにした新館「東山キューブ」も開設し、芸術の都の中心地としての役割を担う。

 開館記念として開館3年目のコレクション展を再現した「最初の一歩:コレクションの原点」(〜4月5日)、また新館ではコンセプチュアルな写真作品で知られる杉本博司の京都初の大規模展「瑠璃の浄土」を同時開催(〜6月14日)。京の春は、新旧の美と共に。午前10時から午後6時(最終入場は午後5時半)、月曜(祝日の場合は開館)、年末年始休館。一般1000円(「杉本博司展」は1500円)。

(問い合わせ先・京都市京セラ美術館 ☎075・771・4334)



【編集部よりお知らせ】
文藝春秋は、皆さんの投稿を募集しています。「#みんなの文藝春秋」で、文藝春秋に掲載された記事への感想・疑問・要望、または記事(に取り上げられたテーマ)を題材としたエッセイ、コラム、小説……などをぜひお書きください。投稿形式は「文章」であれば何でもOKです。編集部が「これは面白い!」と思った記事は、無料マガジン「#みんなの文藝春秋」に掲載させていただきます。皆さんの投稿、お待ちしています!

▼月額900円で『文藝春秋』最新号のコンテンツや過去記事アーカイブ、オリジナル記事が読み放題!『文藝春秋digital』の購読はこちらから!

★2020年4月号(3月配信)記事の目次はこちら