見出し画像

連載小説「ミス・サンシャイン」#9|吉田修一

【前号まで】
昭和の大女優・和楽京子こと石田鈴の元でアルバイトをする岡田一心は、元彼への未練を断ち切れない交際相手の桃田真希を見て失恋を予感していた。そんな中で、引退後は表舞台に出てこなかった鈴のもとに、米アカデミー賞授賞式でのプレゼンター役の依頼がもたらされた。

★前回の話を読む。
★最初から読む。

ここから先は

10,179字
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju

文藝春秋digital

¥900 / 月

月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…