説明が上手な人の共通点
先日、取締役会に出席したときに感じたことを、綴っておきたいと思います。
会議でわからないことがあり、質問をしたのですが、
それに回答してくださった方の説明がとても上手で、理解が深まりました。
何故こんなにわかりやすかったのかを私なりに分析したら、
私の周りにいる、説明が上手な人は、みんな同じようなことをしているな、と気づきました。
その一つは、
相手の状況を想像する
ということです。
取締役会で説明してくださった方は、
その事象が起きている背景や前提から説明してくださいました。
私が、その経緯を知らないということを瞬時に察知し、まずはそこから説明をしてくださったのですね。
一瞬私は、
『質問している内容とは関係のない話かな?』
『質問の意図が伝わっていなかったかな』と思いましたが
最後まで聞いていると
『なるほど、そう繋がるのか』と理解することができました。
背景や前提から説明していただいたことで、その事象だけでなく、関連する他の事象についても理解が深まりました。
単に、質問に答えただけなら、
私の理解はここまで深まらなかったのではないかと思うほどです。
相手が
『どこまで理解しているか?』を考え、
『どこまで遡って話したら良いか?』を判断し、
相手の『わかる言葉で説明する』
ということを
やっていただいたのですね。
考えてみると、
『この人の説明はわかりやすい!』と思う方は、
相手の状況を想像することが得意な方々。
想像できるからこそ、
心に寄り添う言葉をかけることもできるし、
必要であろうことを先回りすることもできるし、
その人の理解が深まるような話をすることもできる。
自分目線ではなく、
相手目線で考えられることが大切なのですね。
言葉使いや、
伝え方の順番も重要かもしれませんが、
その人に寄り添い、想像する
ということが
一番大切なのかもしれません。
そう思うと、
私に寄り添ってくださった役員のかたには、更なる感謝の気持ちが湧いてきますね。
ありがたいです!
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