【フィルムカメラ】アサヒ・ペンタックス SV
こんばんは。もんぶらんです。
先週の或る雨の日,行きつけのカメラ屋さんでアサヒ・ペンタックス SVを見つけました。この角ばったデザインがレトロで前々から欲しいなと思っていたので,セルフタイマーや大まかな使い方をさらっとお店のおじさんに聞いてから購入しました!¥12,800。綺麗な個体でした。
この四角いエプロンがたまりません!!本機の後に発売されたSPやSPFはもっと丸みを帯びているんですけどSVはこんな角ばったデザインで,とてもレトロです。
SVはM42マウントとなっています。国内外のM42マウントレンズが使えるわけです。純正のTAKUMARも良いし,カールツァイスも良いしソビエトレンズも良いし。国際的なカメラですね。
購入後にメルカリでSuper-Multi-Coated TAKUMAR 55mm f1.8を探して取り付けてみました。手持ちのM42マウントレンズは3本あるのですが,試しにINDUSTAR 50-2 50mm f3.5を付けてみるとファインダーが暗くて...。とはいえ,L39⇒M42のアダプターをかましたHELIOS-44 58mm f2はマウントにレンズをねじこむ途中で何故か止まってしまって。もう1本持っているSuper-Multi-Coated TAKUMARは135mmで望遠だし,ってことでやはりTAKUMAR標準レンズで撮りたいなと思って。メルカリで探しました。幸いにも程度の良いものが5,500円と安く出ていたので購入しました。
機能
SVは1962年発売なので60年前のカメラってことになりますね。こんなに古いカメラですがまだ動くなんてすごい!
シャッター 横走りのシャッター幕は布となっています。シャッタースピードは1/1000まで付いた豪華仕様です。
フィルムカウンター 自動復元式。裏蓋を開けるとカチッと音がして目盛りが”0”に戻ります。
絞り 完全自動絞りです。ファインダーを覗いている間は解放で,シャッターが下りると絞り込まれ,再び解放に戻るしかけです。
露出計 内蔵されていません...。勘で露出しなければなりません。一時期は勘露出でよく撮っていたものですが最近はほぼデジカメ一眼しか使っていなかったので,勘が鈍ったかも知れません(デジカメでもマニュアルモードで撮ってはいますが...)。
SVという名が付いていますが,S"V"はドイツ語のVoraufwerk:セルフタイマーのイニシャルから来ているそうです。
レンズ
レンズが届いたので,手持ちの本革ストラップと一緒にボディに取り付けました。ストラップはグリーンで,Amazonで見つけたものです。細い革製のストラップが好きなんです!
試写!
さっそくフィルムを詰めて撮影に出かけました。まず選んだ撮影地は大学。もう卒業しましたが仕事が休みの日に遊びに行っています。
フィルムはASA100のFUJICOLOR 100です。36枚撮り。早速撮りに行きましょう!
露出計が付いていないので,勘で露出,ペンタックスメーター,もしくは単体の露出計を使うことになります。EOS 6D IIを持っているので,露出計代わりに使いました。露出は勘でやっても失敗は少ないと思うんですけど,せっかく撮った写真が暗かったら悲しいので。数年前まではもっと安いフィルムがあったので失敗しても良いやと思っていたのですが,近年はフィルムの値上がりが激しいですね...。
別の日にひがし茶屋街を撮ってからフィルムを現像に出しました。
ゼロ枚目がこちら。
光の当たる階段です。一見したのでは雰囲気が良く見えますが,実はピントがズレています。中央に合焦したかったのですが実際にピントが合っているのは左上です...。ファインダーが見づらいのでピントが合わせにくかったです...。f4で撮ったのですが,もっと絞り込んで撮ればよかったですね。
大学会館から総合教育棟を。
緑が美しいですね。この並木は秋には紅葉して,冬には葉が散ります。
それではキャンパスの景色をご覧ください。
これは絞り解放f1.8で撮りました。最初は晴れていたのですが次第に曇ってきて,雨が降り始めました。
市街地に移動して,電話ボックス。
ひがし茶屋街。久しぶりに来ました。
浅野川です。緑が美しいですね。川に沿って主計(かずえ)町茶屋街があります。
次は寺町に移動。
W階段(通称)です。高校の頃,この辺りをたまに散歩していました。
寺町通りに出ました。その名の通り,お寺が並んでいます。
ビルの狭間。
片町に来たところで36枚撮り終えました。
まとめ
試写の結果,ピントがズレたカットが多めでした。絞りをf1.8〜4あたりで撮っていたので被写界深度が浅かったかも知れません。次は快晴の日に絞りを効かせて撮ろうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた会いましょ〜。
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